「私だけの責任じゃない!」トルコ代表監督が日本戦完敗に衝撃発言 母国メディアで非難の声「信じられない言葉だ」
2023年9月13日(水)5時30分 ココカラネクスト
試合中からフラストレーションを溜めこんだ表情を浮かべていたクンツ監督。(C)Getty Images
追い上げ空しい完敗にドイツ人指揮官は語気を強めた。
現地9月12日にベルギー・ヘンクで行われた日本代表戦でトルコ代表は2-4と敗戦。3失点を喫すると、60分までに2点を返す反撃を見せたが、79分にダメ押しの1点をもぎ取られて万事休した。
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立ち上がりに出鼻をくじかれ、流れをつかみきれずにいいところなく敗れたトルコ。来月13日にクロアチア代表とのEURO2024の予選における大一番を控える彼らにとって、多くの課題を残したパフォーマンスは芳しいものではない。
ゆえに指揮官もたまらず檄を飛ばした。ドイツの放送局『SPORT 1』などによれば、試合後の会見に登場したステファン・クンツ監督は「いくつかの問題を解決する必要性がある。我々は日本と同じレベルにはなかった」と断言。そして、次のように語った。
「責任があるのは私だけではない! 選手たちはもっとトルコ代表のために100パーセントの力を発揮できるレベルでなければならない。今日はフィジカル面で日本に全く対応できない選手もいた。何かを勝ち取りたいならあれではいけない。私はドイツ代表選手としてプレーした。そして今はトルコ代表を率いるドイツ人監督としてベンチにいて、試合に勝つためにそこにいる!
私たちの唯一の目標は、トルコ代表を向上させることにある。私たちはそれを誇りに思っている。しかし、私が最も傷つくのは、選手たちが100%の力を発揮してくれないときだ。ピッチの中で答えを出すべきであって、インタビューの場ではない」
この日本戦を前に地元メディアへの取材対応で、自身の更迭を要求したとされるハカン・チャルハノールを暗に批判するように、チームを叱咤したクンツ。しかし、大敗の責任を選手に押し付けるようなドイツ人指揮官の言動は、国内で小さくない波紋を呼んでいる。
ニュースサイト『Sozcu』は「クンツによる信じられない言葉だ。彼は試合後の公の場で一部の選手を批判した」と非難。「この体制を続投させるのはいささか疑問符が付く」と主力選手との間に亀裂が生じているとも思えるクンツの指導体制を断じた。
今月9日に日本に4失点を喫して敗れたドイツは、ハンジ・フリック監督を解任した。はたして、トルコはどうするだろうか。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]