「刀の一撃のように致命的だった」日本代表、再びの4得点でトルコを撃破!ブラジルメディアも伊藤敦樹、中村敬斗、伊東純也のゴールを高評価
2023年9月13日(水)12時10分 ココカラネクスト
途中出場の伊東が存在感。試合を決定付ける4点目のPKをもぎ取り、自ら沈めた(C)Getty Images
日本代表は、現地時間9月12日、ベルギーのヘンクでトルコ代表と親善試合を行い、4-2で勝利した。2日前のドイツ代表戦に続き4得点を奪うという、攻撃力の高さをみせつける結果となった。
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このゲームも日本は、前半早々の先制点からたて続けに相手のゴールネットを揺らした。前半15分、この試合が代表2試合目、初先発となった伊藤敦樹が堂安律とのワンツーから左足での豪快なミドルシュートを決め先制。28分には、久保建英のシュートのこぼれ球を中村敬斗が押し込んだ。さらに、その7分後にもペナルティーエリア内でパスを受けた中村のシュートが決まり、日本は前半で3得点を挙げる。
その後、トルコに2点を奪われるも、後半33分、途中出場の伊東純也が得意のドリブルからペナルティーエリア内でファウルを貰いPKを獲得。これを伊東が自分で決め、2戦連続となるゴールで勝利を決定付けている。
この日は伊藤敦、中村の代表初先発コンビによるゴールが記録される等、日本の層の厚さが改めて感じられる内容となった。ダメ押し点を決めた伊東の活躍も含め、この日の3名の得点者にはブラジルメディア『globo.com』も高い評価を送っている。
同メディアはトルコ戦のゲームレポートの中で「ベルギーで行われた親善試合は新人と控えが入り混じり、前半は“新人”のケイト・ナカムラとアツキ・イトウが輝き、“ベテラン”のジュンヤ・イトウが途中出場で4-2の勝利を決めた」と報じており、先制点の伊藤のゴールには「日本の攻撃は刀の一撃のように致命的だった」と評している。
さらに個人での採点では3選手とも「7.0」と高い数字となっている中で、同メディアは伊藤敦をマン・オブ・ザ・マッチに選出。「代表チームとしては2試合目、そして先発としては初めての試合となったが、これからこのポジションの有力な選択肢になり得ることを示した」と綴っている。
また、6月のエルサルバドル戦以来のゴールを挙げた中村に対しても「スターター選手の中でボールタッチが最も少なかったが、日本の攻撃の中で良い位置取りをし、2ゴールを決めた。代表チームで先発出場するのは初めてで、合計91分間の出場ですでに3ゴールを決めている」と称賛の言葉を並べた。
そして、自らチャンスを演出し、PKを決めた伊東には「誰がそのポジション(右サイド)を所有しているかを(再び)示した。実質的にホーム(前所属クラブのスタジアム、ヘンク)でプレーした彼は、日本の攻撃にさらに激しさを与え、決定的なカウンターアタックで試合を終わらせた」と絶賛。加えて「このゴールが代表で12点目」とも記している。
ドイツ戦同様、この試合でも伊藤、中村と代表レギュラーを狙う若手のパフォーマンスが光った。今後、日本代表のチーム内での活性化を予感させる、実りのある欧州遠征2連戦となった。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]