「重要なテストが予定されている」角田裕毅、入賞実績を持つアゼルバイジャンGPへ自信「ギアチェンジが多く、忙しいサーキットだ」

2024年9月13日(金)12時50分 ココカラネクスト

角田がバクーでのポイント獲得に意欲を見せた(C)Getty Images

 F1は9月13日より第17戦アゼルバイジャンGPが開催となる。角田裕毅が所属するビザ・キャッシュアップRB(以下RB)は夏場のヨーロッパで4戦連続での入賞を果たしたものの、サマーブレイク明けのオランダ、イタリアはポイント争いに絡めず、苦しいレースとなった。

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 特に角田は、ホームレースとなった前回のモンツァで他車との接触によりわずか7周でリタイヤという結果に終わっており、バクー市街地コースを舞台に行われる今回のグランプリでは完走はもちろん、4戦ぶりのポイントゲットを目指す。

 チームもアップデート導入もマシン性能向上がみられないなど、試行錯誤を続けながら迎える今回のアゼルバイジャンGP。RBの両ドライバー、そして首脳陣によるグランプリウィークへの意気込みが、英メディア『Pitpass.com』で紹介されている。

 このコースでF1ルーキーイヤーでの7位を含め、過去2度の入賞実績を持っている角田は、「バクーのストリートコースは、最後の右コーナーからターン1までの長い高速セクシションと、旧市街を抜けるタイトなセクションが混在する珍しいコースで気に入っている。過去には僕らのマシンに合っていて、2度ポイント圏内でフィニッシュしている」と自信を覗かせている。また「ウォールが近いから正確さが要求されるけど、今年はウォールの一部が後ろに移動し、コース上に停止したマシンを排除するための開口部が追加された。次のシンガポールのようにギアチェンジの回数が非常に多く、忙しいサーキットだ」と話す。

 また、ダニエル・リカルドは、「チームが一生懸命取り組んできたことは知っているし、今週末に新しいフロアを試すのが待ちきれない。良い挑戦になると思うが、自信を持ってポイントを獲得できると信じている」とレースへの意欲を示している。

 さらに、テクニカルディレクターのジョディ・エギントンのコメントも掲載。「今回のレースでは通常のセットアップやタイヤ作業に加え、新しいフロアパッケージの最適化を目指す重要なテストが予定されており、非常に忙しいテストプログラムが組まれている」とプランを明かしており、その上で、「ミッドフィールドでの戦いは依然として非常に拮抗しており、私たちは両ドライバーと共にポイントを争うため、車から最大限のパフォーマンスを引き出すことに集中している」と述べている。

 市街地という独特のコース特性においてのドライビング、そしてマシンのポテンシャルが大きなポイントとなる今回のレース。角田の走りを始め、RBチーム全体での好結果を期待したい。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]


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