ベルギーが5発大勝でグループ首位をキープ！　ルカクの2得点などでエストニアを圧倒

　EURO2024予選・グループF第6節が12日に行われ、ベルギー代表とエストニア代表が対戦した。

　カタールワールドカップ以降、親善試合も含めて無敗を維持する首位のベルギーは、いまだ今予選で勝利を挙げられていない4位のエストニアと激突。“攻守の要”であるケヴィン・デ・ブライネとティボー・クルトワが負傷により招集外となっているベルギーだが、レアンドロ・トロサールやロメル・ルカクなどを先発に起用し勝利を目指す。

　試合は、立ち上がりから果敢にゴールを狙うベルギーがスコアを動かす。4分に右サイドでCKを獲得すると、ヤニック・カラスコの右足から放たれたボールにGKが飛び出たものの、複数の敵と味方と交錯。競り勝ったヤン・フェルトンゲンが頭で合わせ、ベルギーが幸先よく先制に成功した。

　勢いに乗るベルギーは18分、ペナルティエリア正面で縦パスを受けたルカクが、相手を背負いながらワンタッチで落とすと、ボールを受けたトロサールが細かいステップを織り交ぜたドリブルでDFを翻弄。ゴール斜め右まで持ち運んで振り抜いたシュートは、サイドネットに突き刺さり追加点を奪った。

　さらに56分、オレル・マンガラからの鋭いスルーパスにルカクが反応し、DFの背後を取ると、左手一本で相手を押さえ込みながら右足でシュートを流し込み3点目を奪取。直後の58分にも、相手を背負った状況でパスを受けたルカクが、ボックス手前でターンしながら狙いすましたシュートを決めて、リードを4点に広げた。

　結局、その後もシャルル・デ・ケテラーレが追加点を奪ったベルギー代表が5−0で勝利。グループFのもう一試合であるスウェーデンとオーストリアの一戦は、オーストリアが3−1で勝利したものの、得失点で上回るベルギー代表が首位を堅持している。次節は10月14日の開催予定となっており、ベルギーはアウェイでオーストリアと、エストニアはホームでアゼルバイジャンと対戦する。

【スコア】
ベルギー代表　5−0　エストニア代表

【得点者】
1−0　4分　ヤン・フェルトンゲン（ベルギー代表）
2−0　18分　レアンドロ・トロサール（ベルギー代表）
3−0　56分　ロメル・ルカク（ベルギー代表）
4−0　58分　ロメル・ルカク（ベルギー代表）
5−0　88分　シャルル・デ・ケテラーレ（ベルギー代表）

　現地時間12日に行われたEURO2024予選・グループF第6節の結果と順位表は以下の通り。

▼第6節結果
ベルギー代表　5−0　エストニア代表
スウェーデン代表　1−3　オーストリア代表

▼順位表（勝ち点／得失差／消化試合数）
1.ベルギー（13pts／＋12／5試合）
2.オーストリア（13pts／＋8／5試合）
3.スウェーデン（6pts／＋3／5試合）
4.アゼルバイジャン（1pts／−9／4試合）
5.エストニア（1pts／−14／5試合）