トルコ戦2得点の中村敬斗、久保建英との連携に手応え「彼からゴールが生まれる感覚がある」
2023年9月13日(水)3時42分 サッカーキング
日本代表は12日、キリンチャレンジカップ2023でトルコ代表を4−2で下した。同試合で2ゴールを挙げたMF中村敬斗(スタッド・ランス/フランス)が、それぞれのゴールシーンを振り返った。
日本代表は15分にMF伊藤敦樹(浦和レッズ)の強烈なミドルシュートで先手を取ると、28分には中村に見せ場が到来。敵陣でのボール奪取からMF久保建英(レアル・ソシエダ/スペイン)が左足で無回転シュートを放つと、GKが弾いたこぼれ球を中村が押し込んだ。
中村は1点目の場面を振り返って「球際でガシャガシャとなってボールを奪ったところで、久保選手とどっちがボールを拾うかといった状況でした。久保選手にボールがこぼれたら、彼は左足を振り抜くとわかっていましたし、良いシュートもいくだろうなと思って。打った瞬間から詰めることを狙っていたので、うまくこぼれてきて良かったです」と笑顔を見せた。
続く36分には高い位置でボールを奪ったDF毎熊晟矢(セレッソ大阪)が右サイドを持ち運ぶと、マイナス方向を狙ったグラウンダーのクロスボールが中村の元へ。フリーでボールを受けた中村は冷静に相手DFの股下を通す一撃を沈めたが、中村自身は「あれだけのカウンターで相手も数的不利だったので、あそこでボールが来れば決めて当然くらいな感じでした」と語る。それでも「落ち着いて相手の股を狙って決められたので良かったです」と得点を喜んだ。
これで中村は日本代表として出場した3試合で通算3ゴールを記録したこととなる。2試合目の出場だった6月15日開催のエルサルバドル代表戦でも久保のパスから代表初ゴールを挙げていたが、「エルサルバドル戦も彼からのパスで、今回は彼のシュートから。アシストではないけど、彼からゴール生まれるなという感覚がある」と連携面での手応えを口に。「ワクワクする選手なので、一緒にプレーできて嬉しいです。(1点目のシーンは)ボール取ってごめんなって、こぼれて良かったわって感じでした」と語っている。
また、中村にとってトルコ代表との一戦は日本代表の試合で初めて掴んだ先発での出場機会だった。「間違いなくアピールの場でしたし、結果を残すのが大事だと思っていました」。こう振り返った中村は、「絶対に勝ちに行く。ほとんどの選手が大幅に入れ替わった中で、ドイツ戦で良い試合をしたからにはトルコにも勝たなければならないと思っていました」とチーム全体の雰囲気にも触れた。
だが、2ゴールを挙げたものの個人としてのパフォーマンスには納得していない。相手のサイドバックにマンツーマン気味でケアされるシーンが多かった中で「難しいなと思っていた」と本音を明かした中村は「イエローカードもらっていたのもあって前半で交代になりましたが、ぶっちゃけゴール以外はボールを触る機会がありませんでした」と反省点を口にした。「久保選手が右に流れていた分、向こう(右サイドは)は数的有利で展開も多く、左サイドは数的同数になることが多かったです」と2列目の関係性の中で難しい部分があったことを認めつつ、自分の見せ場を作るために工夫していた点を明かしている。
「もちろんこっちから強引に仕掛けて崩すことも考えていましたが、トップ下がどっちに行くかで数的同数を作れるか作れないかが変わってきます。前で受けた時にプレッシャーを受けている場面も多かった。なかなか点を取るまでは自分の色を出せていない中、どこかで球際とか、ガシャガシャとなったところで取ればチャンスだと感じていました。1点目も密集してプレッシャーに行って、何か事故がおきればという部分で、それが吉と出たので良かったです」
試合は一時3−2まで追い上げを許したものの、75分に伊東純也(スタッド・ランス/フランス)が自らの突破で得たPKを決め、再びリードを広げる。最終的には4−2でタイムアップを迎えた。
この試合をもって日本代表の9月の活動は終了。2ゴールという明確な結果を残した中村は、伊東とともに所属クラブのスタッド・ランスに戻り、10月の代表活動までフランスの地で成長を追い求めていく。
日本代表は15分にMF伊藤敦樹(浦和レッズ)の強烈なミドルシュートで先手を取ると、28分には中村に見せ場が到来。敵陣でのボール奪取からMF久保建英(レアル・ソシエダ/スペイン)が左足で無回転シュートを放つと、GKが弾いたこぼれ球を中村が押し込んだ。
中村は1点目の場面を振り返って「球際でガシャガシャとなってボールを奪ったところで、久保選手とどっちがボールを拾うかといった状況でした。久保選手にボールがこぼれたら、彼は左足を振り抜くとわかっていましたし、良いシュートもいくだろうなと思って。打った瞬間から詰めることを狙っていたので、うまくこぼれてきて良かったです」と笑顔を見せた。
続く36分には高い位置でボールを奪ったDF毎熊晟矢(セレッソ大阪)が右サイドを持ち運ぶと、マイナス方向を狙ったグラウンダーのクロスボールが中村の元へ。フリーでボールを受けた中村は冷静に相手DFの股下を通す一撃を沈めたが、中村自身は「あれだけのカウンターで相手も数的不利だったので、あそこでボールが来れば決めて当然くらいな感じでした」と語る。それでも「落ち着いて相手の股を狙って決められたので良かったです」と得点を喜んだ。
これで中村は日本代表として出場した3試合で通算3ゴールを記録したこととなる。2試合目の出場だった6月15日開催のエルサルバドル代表戦でも久保のパスから代表初ゴールを挙げていたが、「エルサルバドル戦も彼からのパスで、今回は彼のシュートから。アシストではないけど、彼からゴール生まれるなという感覚がある」と連携面での手応えを口に。「ワクワクする選手なので、一緒にプレーできて嬉しいです。(1点目のシーンは)ボール取ってごめんなって、こぼれて良かったわって感じでした」と語っている。
また、中村にとってトルコ代表との一戦は日本代表の試合で初めて掴んだ先発での出場機会だった。「間違いなくアピールの場でしたし、結果を残すのが大事だと思っていました」。こう振り返った中村は、「絶対に勝ちに行く。ほとんどの選手が大幅に入れ替わった中で、ドイツ戦で良い試合をしたからにはトルコにも勝たなければならないと思っていました」とチーム全体の雰囲気にも触れた。
だが、2ゴールを挙げたものの個人としてのパフォーマンスには納得していない。相手のサイドバックにマンツーマン気味でケアされるシーンが多かった中で「難しいなと思っていた」と本音を明かした中村は「イエローカードもらっていたのもあって前半で交代になりましたが、ぶっちゃけゴール以外はボールを触る機会がありませんでした」と反省点を口にした。「久保選手が右に流れていた分、向こう(右サイドは)は数的有利で展開も多く、左サイドは数的同数になることが多かったです」と2列目の関係性の中で難しい部分があったことを認めつつ、自分の見せ場を作るために工夫していた点を明かしている。
「もちろんこっちから強引に仕掛けて崩すことも考えていましたが、トップ下がどっちに行くかで数的同数を作れるか作れないかが変わってきます。前で受けた時にプレッシャーを受けている場面も多かった。なかなか点を取るまでは自分の色を出せていない中、どこかで球際とか、ガシャガシャとなったところで取ればチャンスだと感じていました。1点目も密集してプレッシャーに行って、何か事故がおきればという部分で、それが吉と出たので良かったです」
試合は一時3−2まで追い上げを許したものの、75分に伊東純也(スタッド・ランス/フランス)が自らの突破で得たPKを決め、再びリードを広げる。最終的には4−2でタイムアップを迎えた。
この試合をもって日本代表の9月の活動は終了。2ゴールという明確な結果を残した中村は、伊東とともに所属クラブのスタッド・ランスに戻り、10月の代表活動までフランスの地で成長を追い求めていく。