Moto3:今季5度目の表彰台を獲得した小椋藍「激しいバトルで得た結果には満足」/MotoGP第7戦サンマリノGP
2020年9月14日(月)8時14分 AUTOSPORT web
9月13日、ミサノ・ワールド・サーキット・マルコ・シモンチェリで行われた2020年MotoGP第7戦サンマリノGPのMoto3クラス決勝で小椋藍(Honda Team Asia)は2位表彰台を獲得。ここまでの7戦中5度の表彰台獲得となった。
ポールポジションスタートの小椋はオープニングラップの2コーナーで鈴木竜生(SIC58 Squadra Corse)に交わされ2番手に。鈴木、小椋の日本人ライダーがワン・ツーになるが、ふたりはガブリエル・ロドリゴ(Kommerling Gresini Moto3)にトップを奪われ2周目に入った。
鈴木、小椋はトップのロドリゴの後ろにぴったりつけて、3周目の1コーナーで日本人ふたりがワン・ツーを奪い返す。しかし、ロドリゴも引かずに緩い右コーナーとなるターン11で並ぶと2番手に浮上して4周目に再びトップに立つ。
その後、小椋はトニー・アルボニーノ(Rivacold Snipers Team)やアンドレア・ミーニョ(SKY Racing Team VR46)などに交わされポジションを落とし7番手となるがトップ集団についていく。
7周目には10番手までポジションを落とした小椋。バトルを繰り返し、レース折り返しとなる13周目は9番手でトップ集団に食らいつく。そして2番手を走っていたダリン・ビンダー(CIP Green Power)が15周目に転倒を喫してトップ集団が入れ替わり、そのタイミングで小椋は一時4番手までポジションを挽回した。
小椋はその後に6番手に落ちて周回を続けるが、ラスト2ラップでポイントリーダーのアルベルト・アレナス(Pull&Bear Aspar Team Moto3)が3コーナーでスリップダウンしてノーポイントに終わる。
ラストラップはマシア、ロドリゴ、マクフィー、鈴木、小椋が優勝争いに。5番手だった小椋はバトル強さを見せ8コーナーで2番手を奪い2位フィニッシュ、今季5度目の表彰台を獲得した。また、小椋はチャンピオンシップポイントを101ポイント獲得しており、アレナスに続き総合2位となっている。
Honda Team Asiaの青山博一監督は「小椋選手は、ポールポジションの位置から素晴らしいスタートを見せましたが、レースの序盤にポジションを多く落としてしまいました。レースを上手くコントロールできませんでした。結果は2位ということで、悪くはありませんでしたが、今後は、レースをどのようにマネージメントしていくかもこれからの課題です」と語った。
■小椋藍(Honda Team Asia) 決勝:2位
「タフなレースで、他のライダー達と激しいバトルとなりました。その中で得た今日の結果には満足しています。レースを振り返ると、序盤から中盤にかけて上手く走ることが出来ませんでした」
「来週のレースに向けてこの点を改善する必要があります。私自身としても、速さと接戦を制する準備をしなくてはいけません。チャンピオンシップでは、今のところ2位にいますが、これからもいつも通りベストを尽くして走ります。この気持ちに変わりはありません」