9度表彰台を獲得したパワーが王者に輝く【ポイントランキング】2022NTTインディカー・シリーズ/最終戦ラグナセカ終了時点

2022年9月14日(水)5時29分 AUTOSPORT web

 9月12日に行われたラグナセカ・レースウェイでの第17戦で2022年の幕が閉じられたNTTインディカー・シリーズ。


 シーズン終盤まで複数のドライバーが王者を争う史上稀にみるチャンピオン争いは、最終戦でチーム・ペンスキーとチップ・ガナッシの5人のドライバーに絞られる。


 ランキングトップで臨んだウィル・パワー(チーム・ペンスキー)が2014年以来2度目となるチャンピオンに輝いた。


 2022年は真っ赤なカラーリングに変更された12号車を駆り、パワーは第7戦デトロイトで今季初優勝を遂げる。その後も安定したレース展開でポイントを重ね、最終戦は3位でゴールしチャンピオンを手に入れた。シーズン序盤から安定性を重視した戦いぶりを意識したと語るパワー。デトロイト戦の1勝のみだが17戦中9戦で表彰台を獲得した。

2014年以来のインディカーチャンピオンに輝いたウィル・パワー


 パワーとは真逆の戦いぶりとなってしまったのがランキング2位となったジョセフ・ニューガーデン(チーム・ペンスキー)だ。


 ニューガーデンは、第2戦テキサス、そして第3戦ロングビーチを連勝し勢いづくと第8戦ロードアメリカでも勝利。オーバル、ストリート、ロードコースと異なる3つのトラックで勝利する活躍を見せる。


 一方で、リタイアなど下位に沈むレースも多く、第11戦アイオワ・レース1、そして第15戦ワールド・ワイド・テクノロジー・レースウェイで勝利しシーズン5勝を挙げるもパワーには16ポイント届かなかった。


 インディカー最強ドライバーとして君臨するスコット・ディクソン(チップ・ガナッシ)も自身7度目のチャンピオン獲得を狙って最終戦に挑んだが、ストラテジーもかみ合わず下位に沈み、ランキング3位でシーズンを終えた。


 昨年のルーキー・オブ・ザ・イヤーも獲得しているスコット・マクラフラン(チーム・ペンスキー)は、開幕戦で初優勝を遂げるとミド・オハイオでも勝利。さらに第16戦ポートランドでも勝利を収め、最終戦までチャンピオンを争う飛躍のシーズンとなった。


 マクラフランはランキング4位でシーズンを終え、チーム・ペンスキーは17戦で9勝を挙げる強さを見せている。


 ディフェンディングチャンピオンのアレックス・パロウ(チップ・ガナッシ)は、なかなか勝利を収めることができなかったが最終戦でようやく勝利。マクラフランと同ポイントのランキング5位となった。

最終戦でルーキー・オブ・ザ・イヤーを争ったデイビッド・マルーカスとクリスチャン・ルンガー


 シーズン後半戦で躍進を見せ表彰台を獲得したクリスチャン・ルンガー(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)とデイビッド・マルーカス(デイル・コイン・レーシング・ウィズHMD)の争いとなったルーキー・オブ・ザ・イヤーの戦いは、最終戦で5位を獲得したルンガーのものとなった。


 また、マニュファクチャラータイトルはシボレーが獲得している。


 デイル・コイン・レーシング・ウィズ・リック・ウェア・レーシングに移籍して臨んだ佐藤琢磨。開幕戦セント・ピーターズバーグで参戦200戦目を迎えるも、今季最上位は第15戦の5位と厳しいシーズンとなり、ランキング19位で2022年を終えている。


■NTTインディカー・シリーズ2022シーズン/ポイントランキング(最終戦終了時点)




































































































































































































































































































Pos.No.DriverTeamEnginePoint
112W.パワーチーム・ペンスキーC560
22J.ニューガーデンチーム・ペンスキーC544
39S.ディクソンチップ・ガナッシH521
43S.マクラフランチーム・ペンスキーC510
510A.パロウチップ・ガナッシH510
68M.エリクソンチップ・ガナッシH506
75P.オワードアロウ・マクラーレンSPC480
87F.ローゼンクヴィストアロウ・マクラーレンSPC393
927A.ロッシアンドレッティ・オートスポートH381
1026C.ハータアンドレッティ・オートスポートH381
1115G.レイホールレイホール・レターマン・ラニガンH345
1221R.ヴィーケイエド・カーペンター・レーシングC331
1328R.グロージャンアンドレッティ・オートスポートH328
1430C.ルンガーレイホール・レターマン・ラニガンH323
1560S.パジェノーメイヤー・シャンク・レーシングH314
1618D.マルーカスデイル・コイン・ウィズ・HMDH305
1720C.デイリーエド・カーペンター・レーシングC267
1806H.カストロネベスメイヤー・シャンク・レーシングH263
1951佐藤琢磨デイル・コイン・ウィズ・RWRH258
2077C.アイロットフンコス・ホーリンガー・レーシングC219
2148J.ジョンソンチップ・ガナッシH214
2245J.ハーベイレイホール・レターマン・ラニガンH209
2329D.デフランチェスコアンドレッティ・スタインブレナーH206
2414K.カークウッドA.J.フォイト・レーシングC183
254D.ケレットA.J.フォイト・レーシングC133
261T.カナーンチップ・ガナッシH78
2733E.カーペンターエド・カーペンター・レーシングC75
2823S.フェルッチドレイヤー&レインボールド・レーシングC71
2911T.カルデロンA.J.フォイト・レーシングC58
3011JR.ヒルデブランドA.J.フォイト・レーシングC53
316J.P.モントーヤアロウ・マクラーレンSPC44
3216S.デ・シルベストロパレッタ・オートスポートC34
3398M.アンドレッティアンドレッティ・ハータH17
3424S.カラムドレイヤー&レインボールド・レーシングC14
3525S.ウィルソンドラゴン・スピードC10

AUTOSPORT web

「ランキング」をもっと詳しく

「ランキング」のニュース

「ランキング」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ