復調の機運高まる!?藤春の復帰がガンバ大阪にもたらした3つのメリット

9月16日(月)10時0分 FOOTBALL TRIBE

写真提供: Gettyimages

著者:秕タクヲ

今週の試合終了をもって、Jリーグも残すところ残り8試合となった。ここから全日程終了まで1試合1試合の重圧、重要性は大きくなっていく。

第26節の注目カードは間違いなく鹿島アントラーズ対FC東京の首位攻防戦だったが、その裏で残留争い注目カードのガンバ大阪対サガン鳥栖も行われた。結果は後半の渡邉千真のゴールを守りきったガンバが勝利し12位に浮上。内容良くも敗戦を喫したサガン鳥栖はここから浦和レッズ、FC東京を挟んでジュビロ磐田と降格圏脱出を占う3連戦に突入する。

さてこのパナソニックスタジアムで行われた熱戦の明暗を分けた選手を取り上げるのであれば、間違いなく復帰を果たした藤春廣輝だろう。早速スタメン入りを果たし90分を通してガンバの攻撃を活気づけた。宇佐美貴史とパトリックの2トップがいながらもいまいち低調さが目立つここ数試合だったが、藤春の復帰により鳥栖戦では2トップ中心に攻撃がうまくハマったと私は考えている。

今回は藤春の復帰がG大阪にもたらすメリットをご紹介したい。


写真提供: Gettyimages

【ボールの取りどころをコントロールできる】

今シーズンのG大阪は序盤こそ4バックで試合に臨んだが、失点の多さから5月ごろから5バックをメインシステムに急遽変更を施した。「全員でスペースを空けずに守りカウンターを狙う」をテーマに苦しみながらも戦い抜いた。しかし、自陣深くでディフェンスする習慣がついたG大阪はボールの取りどころがかなり深い位置であることが多く攻撃のチャンスを作れなくするという悪循環に陥り始めていた。

そんな中での藤春の復帰はボールの取りどころをかなり高くすることができるメリットをもたらした。鳥栖戦では4-4-2でブロックを形成し中盤に人数を割くことができた結果、比較的高い位置でボールを奪い攻撃に転じるシーンを見ることができた。


写真提供: Gettyimages

【小野瀬康介を高い位置に置くことができる】

藤春の復帰で4バックを組むことがG大阪は右サイドにも影響をもたらした。それはG大阪の右サイドをほしいままにしている小野瀬康介がより高い位置に配置することが可能になるということだ。

前述したようにこれまでの5バックだと小野瀬はウィングバックとしての役割を任されているため、ディフェンス時はどうしても低い位置まで降りてこなければならない。昨シーズンの終盤の彼の活躍はまさにファン・ウィジョ、アデミウソンとの2トップと近い位置にいたからこそなし得たものであって、ウィングバックの役割を担わされているのでは持ち味は出ない。小野瀬にとっては好都合だ。


写真提供: Gettyimages

【宇佐美貴史をフリーにできる機会が増える】

藤春の持ち味は攻撃にあると言っていい。左サイドバックながらも一瞬左ウィングかと思わせるような高いオーバーラップを展開することが持ち味だ。この特性を宇佐美貴史は非常に上手く活用したように思える。

後ろに重心を置くこれまでのシステムでは攻撃に人数を充てることが難しく、相手ディフェンスもマークを絞りやすい傾向にある。ここ数試合では宇佐美やパトリックは数的不利で思うような攻撃を展開することが出来なかったが、藤春の左サイドのハイラインは相手に攻撃の的を絞りにくくさせる効果をもたらし、敵陣にスペースを作ることに成功した。こうなると流石なのが宇佐美。絶妙なポジションに絶妙なタイミングで抜け出してボールを受け取り前を向くシーンが非常に多く見られた。これまでの戦いぶりよりも比較的スムーズに攻撃を仕掛けることができたG大阪。終盤戦に向けてのいいムードが流れた瞬間でもあった。

次節、G大阪はアウェイに乗り込んでの大阪ダービー。セレッソ大阪は横浜F・マリノス、ジュビロ磐田、川崎フロンターレ、浦和レッズを破ってのリーグ戦4連勝と調子の良さを伺える。どのような試合展開になるのか非常に楽しみだ。

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