「投げているボールはえぐいよ」9月の防御率「0.00」で絶好調の藤浪晋太郎!球界OBが挙げた“進化”の要因とは?

2023年9月17日(日)17時18分 ココカラネクスト

好投を続ける藤浪への信頼は、日増しに高まっているようだ(C)Getty Images

 現地9月16日(日本時間17日)、オリオールズはア・リーグ東地区の首位攻防戦で8-0と快勝。首位をキープしていた。

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 藤浪晋太郎はこの試合で登板機会はなかったが、9月に入って6試合に登板し、無失点と好投を披露し続けている。デビュー当時の「30.86」だった防御率は現在「6.96」まで低下。160キロ超えの速球や鋭く曲がるスイーパーを武器に結果を残し、地区優勝を目指すチームでリリーフの一角として自身の地位を確立している。

 アスレチックスからオリオールズに移籍し、“進化”を遂げた藤浪。好調をキープできている要因について、球界OBが見解を示した。現役時代に大洋(現DeNA)等で活躍、引退後は日本代表コーチも務め、現在は野球解説者として活躍している高木豊氏が自身のユーチューブチャンネルを更新し、藤浪について言及した。

 高木氏は9月に入って好投を続けている右腕について「投げているボールはえぐいよ。スプリットは落ちるし、何と言っても真っ直ぐが速い」「実際に良いところで使ってもらっているし、頼りになる投手になってきた」とコメントし、藤浪の活躍を称賛した。

 また、同氏は“進化”を遂げた2つの要因について言及。1つ目の要因には「リリースポイントの安定」を挙げた。「身体の使い方でここだ、というのが分かってきたんだと思う。感覚的なものじゃなくて技術的なものになってくれば崩れないよね。リリースポイントを掴んだというのは大きいこと」と高木氏。メジャーデビュー当時は制球難に苦しんだ右腕だが、ここにきてリリースポイントを改善し、結果を残している。

 さらに、2つ目の要因については「環境の変化」を挙げた。7月にトレードでアスレチックスから強豪のオリオールズに移籍した藤浪。高木氏は「チームもそれなりに緊張感を保っていて、世界一のチャンスも残されていて、そういう環境できているっていうことはモチベーションとしては高いのかな」と、地区首位を守るチームの環境を要因にしていた。

 藤浪は好調をキープし、チームを優勝に導くことができるか。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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