大谷翔平は「歴史的なショーを披露した」米メディアが”二刀流の真価”を発揮した7月のダブルヘッダーを回顧

2023年9月17日(日)18時11分 ココカラネクスト

「第1戦で9イニングを完投し、第2戦では2本のホームラン」という離れ業をやってのけた大谷を、改めて米メディアが称賛した(C)Getty Images

 エンゼルスは現地時間9月16日(日本時間17日)、右脇腹の炎症により今月4日から欠場している大谷翔平が負傷者リスト(IL)入りとなり、今季残りの試合をプレーしないと発表した。15日に行なったMRIによる再検査の結果、炎症が完治していないことが判明したとしている。

【動画】信じられない!これが二刀流の凄み、初完封直後のダブルヘッダー2試合目で放った37、38号アーチをチェック

 これにより、投手、野手両方で、今季のプレーを終えることとなった大谷。この日、本拠地エンゼルスタジアムで行われたタイガースとのゲームでは、久しぶりにダグアウトに姿を見せ、チームメイトに加わる形で戦況を見つめていた。

 メジャー6年目も大谷は「二刀流」で米球界にインパクトを残すも、負傷で全日程終了を前にシーズンを終えるという、無念の結末を迎えた。このニュースは米国各地に伝えられており、各メディアがさまざまな反応をみせているようだ。

 連戦中であるタイガースの本拠地、ミシガン州のニュースサイト『MLive』も大谷のIL入りのニュースを試合開始前に報じた。

 その上で同メディアは、タイガースにとって今季初めてとなった7月のエンゼルス戦での大谷のパフォーマンスについて「オオタニは7月27日、デトロイトで歴史的なショーを披露した。ダブルヘッダーの第1戦で9イニングを完投し、第2戦では2本のホームランを打った」と振り返っている。

 また、トレード期限直前だったことで「多くの人がこの二刀流の天才が、エンゼルスのユニフォームを着ている姿を見るのはこれが最後になるだろうと予想した」と当時の反応に触れながら、「エンゼルスはオオタニを残留させ、プレーオフ進出を争うことを選択した。オオタニのエンゼルスとしての最後の試合ではなかった」と説いている。

 加えて「オオタニは今季フリーエージェントとなる。つまり、かなり遠回しではあるものの、タイガースはエンゼルスのジャージを着た彼の、おそらく最後の瞬間に立ち会うことになったのだ」と指摘。今後への見込みと共に、シーズン終了となった日本人スターへの印象を記している。

 同メディアは他にも「怪我にもかかわらず、オオタニは2度目のアメリカン・リーグMVP受賞の最有力候補である」と付け加え、今季の活躍を評価している。

 今季のハイライトの一つとなったシーンや、FAとなる去就を交えながら、複雑な想いも覗かせている今回のトピック。残りの試合でグラウンドに立つ大谷の姿をみることは無くなったものの、そのプレーの数々は多くのファン、そして関係者の記憶に刻まれたことも間違いないだろう。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

ココカラネクスト

「大谷翔平」をもっと詳しく

「大谷翔平」のニュース

「大谷翔平」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ