川崎F、逆転優勝へ手痛い2試合連続ドロー…小林悠が約3か月ぶり得点も、柏はドウグラスが同点弾

2022年9月17日(土)20時56分 サッカーキング

 明治安田生命J1リーグ第30節が17日に行われ、柏レイソルと川崎フロンターレが対戦した。

 柏は前節、浦和レッズ相手に大量4失点を許し、敵地で大敗を喫した。5試合勝ち星から見放される苦しい状況が続いているが、順位は6位とまだまだ3位以内は狙える位置につけている。一方、川崎Fは14日に行われた直近の名古屋グランパス戦を1−1のドローで終えていた。横浜F・マリノスが京都サンガF.C.が勝利したため、首位との勝ち点差は「5」に広がった。リーグ3連覇のためにはこの先1試合たりとも落とせない。柏とのアウェイ戦を制し、首位の横浜FMにプレッシャーをかけたい。

 柏は浦和戦からスターティングメンバーを2名変更。小屋松知哉が3試合ぶりにスタメン入りし、出場停止となった大南拓磨に代わって北爪健吾が先発した。一方、川崎Fは名古屋戦から4名のスタメン変更を実施。マルシーニョ、知念慶はベンチスタートとなり、小林悠、宮城天がスタートからプレーする。累積警告により出場停止となった山根視来の位置には佐々木旭がスライドし、登里享平が左サイドバックで先発した。名古屋戦で負傷退場していた脇坂泰斗はスタメンを外れ、チャナティップが起用されている。

 試合は序盤から川崎Fが主導権を握るも、柏も縦に速い攻撃でチャンスを作り出す。23分、ペナルティエリア手前でパスを受けたマテウス・サヴィオが、巧みなタッチで前を向いて右足を振り抜く。鋭い一撃はわずかにゴール右へ外れた。

 対する川崎Fも徐々にシュートチャンスを増やしていく。27分、ジョアン・シミッチから宮城へと繋ぎ、最後は橘田健人がボックス外から右足で狙うも、柏のGK佐々木雅士に防がれる。34分には左サイドで縦へと突破した宮城がクロスボールを送ると、駆け上がっていた佐々木が右足でフィニッシュ。このシュートは枠を外れた。

 均衡が破れたのは38分。家長が宮城とのパス交換から中央を突破し、相手DFに寄せられながらも粘ってスルーパスを送る。最後は小林悠が落ち着いて沈め、川崎Fが先手を取った。小林にとっては6月18日に行われた第17節北海道コンサドーレ札幌戦以来、今季3ゴール目となっている。

 川崎Fの1点リードで折り返した後半、柏が試合を振り出しに戻す。ボックス手前で縦パスを引き出した三丸拡が前を向き、ループでスルーパスを送る。反応した細谷真大は相手DFに囲まれるも、ルーズボールがドウグラスの元へ。落ち着いてフィニッシュを沈め、柏が同点に追い付いている。

 優勝のために負けられない川崎Fは71分、脇坂、知念、遠野大弥をピッチへ送り込む。89分にはミドルシュートで決定機を作ったものの、シュートはGK佐々木に防がれた。こぼれ球を拾ったマルシーニョは中央への折り返しを選択するも、相手DFにクリアされて得点ならず。

 試合はこのままタイムアップ。優勝を目指す川崎Fにとっては痛すぎる2試合連続のドローとなってしまった。柏は悪くない試合展開だったものの、またも勝ち点「3」を掴むことはできなかった。

 次節は10月1日に行われ、柏は敵地でガンバ大阪と対戦する。一方、川崎Fはアウェイでの連戦となり、札幌と敵地で対戦予定だ。

【スコア】  
柏レイソル 1−1 川崎フロンターレ

【得点者】
0−1 38分 小林悠(川崎フロンターレ)
1−1 63分 ドウグラス(柏レイソル)

サッカーキング

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