多くの決定機を作った名古屋、広島の“守護神”を崩せず…試合はスコアレスで終了

2022年9月17日(土)21時20分 サッカーキング

名古屋と広島の一戦は痛み分け [写真]=J.LEAGUE via Getty Images

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 明治安田生命J1リーグ第30節が17日に行われ、名古屋グランパスとサンフレッチェ広島が対戦した。

 名古屋は14日に行われた第22節延期分・川崎フロンターレ戦との一戦を1−1のドローで終えていた。2位の川崎Fとの対戦からは上位3チームとの連戦となっており、この日は“2戦目”。3位につけている広島との一戦だ。「クラブ30周年記念ユニフォーム」を着用し、上位陣撃破を狙う。一方、広島にとっては優勝の可能性を高めるためにも負けは許されない。1位の横浜F・マリノスとは勝ち点差「8」、2位の川崎Fとは勝ち点差「3」となっており、消化試合数は広島が1試合多い。目の前の一戦一戦を勝利することが優勝への最低条件となる。

 名古屋は川崎Fとの一戦から、同じ11名をスターティングメンバーにチョイス。ランゲラック、中谷進之介、稲垣祥らが並び、日本代表に選出された相馬勇紀は左ウイングバックの位置に入っている。一方、広島は10日に行われた前節の川崎F戦から5名を変更。満田誠、松本泰志、ナッシム・ベン・カリファらが先発に復帰した。

 試合は序盤から拮抗した展開となり、両チーム効果的にボックス内に侵入することはできない。18分には相馬がドリブルで左サイドを切り裂いてクロスを送ると、最後は永木亮太がシュートを狙うが、シュートは枠の外へ。対する広島は42分、ペナルティエリア手前で松本からの横パスを受けた塩谷司がミドルシュートを狙ったが、枠を大きく外れてしまった。このままスコアレスでハーフタイムに突入する。

 後半に入ると名古屋がファーストチャンスを演出。左サイドで相馬が仕掛けてクロスボールを送ると、ファーサイドで永木がフリーに。右足シュートは広島のGK大迫敬介に阻まれた。対する広島は61分、野津田岳人のフリーキックからドウグラス・ヴィエイラが頭で狙うも、シュートは枠の外へ。

 64分にはこの日最大の決定機が。永井謙佑が敵陣でプレスをかけてボールを奪うと、相手GKと1対1のチャンスを迎える。GKに弾かれたところを森下龍矢が狙うが、再びGK大迫がビッグセーブを見せた。

 一進一退の攻防戦はスコアレスのままアディショナルタイムに突入。広島は右サイドでボールを持った森島がアーリークロスを送るも、ボックス内のピエロス・ソティリウにはわずかに合わず。

 試合はこのまま終了。ホームチームの名古屋は多くのチャンスを作ったものの、最後まで大迫の牙城を崩せなかった。広島にとっては逆転優勝に向けて厳しい勝ち点「1」となっている。
 
 次節は10月1日に行われ、名古屋はホーム連戦となり、リーグ首位を走る横浜FMと対戦予定だ。一方、広島は浦和レッズをホームに迎える。

【スコア】  
名古屋グランパス 0−0 サンフレッチェ広島

【得点者】
なし

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