真凜、衣装忘れたけどシニアデビュー戦SP首位「早めに着替えようと思った自分を褒めたい」

9月17日(日)6時3分 スポーツ報知


◆フィギュアスケート USインターナショナル 第2日(15日、米国・ソルトレークシティー)

 【ソルトレークシティー(米国)15日=高木恵】女子ショートプログラム(SP)は今大会がシニア初戦の本田真凜(16)=関大高=が衣装をホテルに忘れるハプニングにも負けず、首位デビューを果たした。6分間練習開始3分前に衣装は到着。ノーミスの演技で66・90点をマークし、全米選手権女王で世界選手権4位のカレン・チェン(18)=米国=を抑えた。坂本花織(17)=神戸ク=は56・82点5位と出遅れた。女子フリーは16日(日本時間17日)。

 氷上に出る15分前。真凜はスーツケースを開いた。衣装がない。タイツしかない。「やばい!(ホテルのハンガーに)かけたまんまや!」。猛ダッシュで浜田美栄コーチの元へ向かい緊急事態を告げた。関係者が車を走らせ、6分間練習3分前に衣装は到着。着替えてリンクへ飛び出した。「びっくりしすぎて不安も緊張も全部吹っ飛びました」。ドタバタの首位デビューを、もう笑うしかなかった。

 天の啓示だった。いつもはスケート靴を履く直前に着替えを済ませるが、この日だけ「たまたま」早くに着替えようと思いつき「運がよかった」。ホテルが会場から車で5分の距離だったことにも救われた。天才肌の16歳は普段から想定外の行動に出る。試合に衣装を忘れたのは初めてだが、練習リンクにスケート靴を忘れることは度々。小学生の時はランドセルを忘れて登校したこともあった。

 今大会限定で滑った昨季の「スマイル」をノーミスで演じきった。「シニアで初めての演技はすごく幸せで、楽しい感じを抑えられなかった」。ステップがレベル3にとどまったことで自己ベストには1・45点届かなかったが、芸術面を評価する構成点は30・12点でISU公認大会では自己最高得点。シニアの世界でも表現力を認められた。

 大会後はデトロイトで新SPの振り付けに取り組む。帰国後、平昌五輪イヤーを戦うプログラムを磨いていくことになる。上々のシニア初滑りにも「今日は演技のことよりも、早めに着替えようと思った自分を褒めたい」とニコリ。真凜ワールド全開の“ラストスマイル”だった。

スポーツ報知

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