中日激震!立浪監督退任で次期監督候補に浮上する チーム再建を託せる「有力OB」とは
2024年9月19日(木)5時0分 ココカラネクスト
矢野氏は中日の有力OBとしても知られる(C)産経新聞社
中日の立浪和義監督が今季限りで退任することを表明した。
18日の阪神戦(バンテリン)に3−8と敗れ最下位に転落。試合後の取材で「結果がすべての世界」「監督が責任を取るのは当然だと思います」と退任する意思を示したと各メディアに一斉に報じられた。
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就任3年目となった今季は巨人から中田翔を獲得するなど積極補強に乗り出し、開幕直後は一時首位に立つ時期もあったが、段々と失速。シーズン通して結果を示せなかった。ここまで134試合で54勝72敗8分けで最下位に転落。期待された打線がふるわなかったことも響いた。
そしてチームを3年率いた立浪監督が退くことが決まり、早速注目となるのは次期監督の人選だろう。
まず内部昇格とすれば、今季から就任した井上一樹2軍監督の昇格も視野に入りそうだ。現役時代は中日で活躍。かつて中日2軍監督時代の2011年にもチームをファーム日本一に導いた実績もあり、新たに指揮を執った今季もウエスタンリーグではここまで首位をキープ、特にチーム課題とされる若手育成手腕も評価されているとあって、上昇気流が期待できそうだ。
また同じく流れ、つながりを重視するという点では現1軍打撃コーチの和田一浩氏も候補となるかもしれない。現役時代は首位打者、最多安打、最高出塁のタイトルを獲得、2050安打をマークと球界を代表する打者として知られた。
和田コーチといえば、現役ドラフトで移籍してきた細川成也の覚醒に尽力したことも知られている。ほかにも石川昂弥、鵜飼航丞、ブライト健太など右打ちのロマン砲が多く在籍していることもあり、チーム再建にはうってつけの人物といえそうだ。
またチームの有力OBといえば、阪神前監督の矢野燿大氏も注目の存在となる。2022年にはキャンプイン前日にその年限りの退任を発表して球界に衝撃を与えたが、チームを率いた2019年からの4年間はいずれもAクラスをキープと手腕は認められている。闘将、星野仙一氏から継承されたファイティングスピリッツも、低迷するチームが浮上するには必要なピースともいえる。
中日時代のチームメートでもある井上二軍監督とは阪神時代にも監督、ヘッドコーチとしてタッグを組んだ間柄でもある。モチベーターとしても知られ、正捕手育成、若手育成がチームでも課題とされる中、白羽の矢が立てられるか。
そして監督交代となることで大幅な血の入れ替えも予想される。結果を残せなかったことで選手にとっても気の抜けないオフとなりそうだ。長く低迷するチーム再建を託されるのは果たして誰となるのか。今後も高い注目を集めそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]