50-50に迫りながら投手復帰に準備着々 ド軍同僚もあ然とする大谷翔平の“裏の努力”「俺は舞台裏で見ているものに感銘を受ける」
2024年9月19日(木)17時0分 ココカラネクスト
球界屈指のスターとなっても驕らず、日々鍛錬を重ねる大谷。(C)Getty Images
レギュラーシーズンもまもなく佳境を迎え、大谷翔平(ドジャース)に対する注目度は、より一層、高まっている。
現地時間9月18日、敵地マイアミで行われたマーリンズ戦に大谷は「1番・指名打者(DH)」で先発出場。初回の第1打席に左前安打で出塁すると、すかさず二盗を成功。デーブ・ロバーツ監督が現役時代に記録した49盗塁に到達。大台の50盗塁まであと1とし、史上初の「シーズン50本塁打・50盗塁」までは2本塁打、1盗塁とした。
【動画】大台50盗塁へリーチ!大谷翔平が49盗塁を達成するシーン
フルタイムのDH選手として史上初のMVP受賞も囁かれる大谷。10年総額7億ドル(約1015億円=当時のレート)という超巨額契約を締結したドジャースでの1年目で大きな成果を出している彼のパフォーマンスには、同僚も目を見張る。
現地時間9月18日にMLBの公式ラジオ番組『MLB Network Radio on SiriusXM』で取材に応じたドジャースのミゲル・ロハスは、「ショウヘイは本当に大きな要素を持っているから、かなりクレイジーだ」と激賞。「身体も大きい。普通、195cmの肉体で、簡単には走り回れない」と肉体的なポテンシャルを褒めちぎった。
今シーズンの大谷は、右肘側副靭帯の損傷からのリハビリをこなし続けている。そんな舞台裏での努力を知るロハスは、「今年のノショウヘイは単なる疲労回復だけじゃなく、リハビリと来年の登板再開に向けた準備という別の要素も考えている。彼は早めに球場に行って、ブルペンで投球したり、“裏のリハビリ”もこなしているんだ」と指摘。チームメイトだからこそ分かる凄みを語った。
「準備の部分は50-50の達成を間近にする選手に俺が最も感銘を受けたことだ。ショウヘイは国際的なアイコンでありながら、同時にすべてのことをこなしている。ファンやメディアが普段から見ているのは彼がフィールド上でやっていることだけだが、俺は舞台裏で見ているものに感銘を受けるんだ。彼は、同時に多くのことをこなさなければならないから、ルーティンワークに執着しない」
驕らず、日々努力を欠かさない。35歳のベテラン戦士をもあっと言わせる姿勢も、大谷が声価を高める一因なのかもしれない。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]