【日本代表】次こそは招集に期待!Jリーグで活躍中の選手4選

2024年9月19日(木)18時0分 FOOTBALL TRIBE

写真:Getty Images

2026FIFAワールドカップ(北中米W杯)アジア最終予選。日本代表は9月5日の中国戦を7-0、11日のバーレーン戦を5-0といずれも相手を圧倒して勝利を収めた。


この9月シリーズのメンバーには、MF遠藤航(リバプール)やMF久保建英(レアル・ソシエダ)などお馴染みの選手のほか、MF伊東純也(スタッド・ランス)やMF三笘薫(ブライトン・アンド・ホーブ・アルビオン)といったしばらく代表から離れていた選手たちが復帰し、現時点で考え得る最高に近い編成で臨めたことで注目を集めた。また、Jリーグで活躍中のDF望月ヘンリー海輝(町田ゼルビア)やパリ五輪でも活躍したDF高井幸大(川崎フロンターレ)といった若手が初招集されたことでも話題呼んだ。


国内から将来性豊かな選手が選出され、まだまだ先の長いアジア最終予選を戦う上で選手層のさらなる底上げを図れたことは大きな意味があるだろう。だが、国内でプレーする選手にも代表での活躍を期待できる選手はまだ数多くいる。ここでは、次回以降の代表活動で招集が期待される選手を4名紹介していく。




中野就斗 写真:Getty Images

中野就斗(サンフレッチェ広島)


現在J1で優勝争いを繰り広げているサンフレッチェ広島。直近2シーズンはいずれも3位と上位争いに加わりながら惜しくも優勝を逃しているだけに、今季こそはという意気込みを大いに感じるシーズンとなっている。そんな広島で大きな存在感を放っているのが、2年目のDF中野就斗だ。


ルーキーイヤーの昨年は開幕スタメンを務め、その後も右サイドで定位置を掴み30試合に出場。豊富な運動量を武器に攻守で貢献し広島を支えた。今季も序盤戦はサイドでの起用が多かったが徐々にセンターバックでの起用が増え、DF荒木隼人やDF佐々木翔といった日本代表経験者たちとともに広島の守備を担っている。


センターバックとして起用されていても、中野の魅力は変わらず攻撃面にある。好機と見るや積極的に前線へスプリントしクロスやシュートを見せるなど、攻撃の活性化に大きく貢献。ここまで4ゴール3アシストと確かな数字も残している。もちろん、今回出場した選手をはじめDF冨安健洋(アーセナル)などライバルはいずれも強力。それでも、中野がJリーグで見せる攻守両面での存在感からすれば、いつ代表に呼ばれても不思議はない。




関川郁万 写真:Getty Images

関川郁万(鹿島アントラーズ)


2022〜2023シーズンと2年連続でリーグ戦30試合以上に出場し、すっかり鹿島アントラーズの守備の要へと成長したDF関川郁万も日本代表へ呼んでほしい選手の1人だ。今季もここまで28試合とほぼ全試合に出場しており、対人守備の強さや素早いカバーリングなど守備で好プレーを披露している。また、攻撃面でも関川の存在感は光る。


高さと強さを武器にセットプレーでターゲットとなれることはもちろん、自陣から精度の高いフィードを供給できることから攻撃の起点としての役割も高いレベルでこなせる。鹿島のセンターバックには空中戦で圧倒的な強さを誇るDF植田直通がおり、手本となる存在が常に隣に居ることも大きい。さらに昨年までは植田と同じく日本代表経験のあるDF昌子源が居たことも関川を成長させた要因の1つだろう。


今季の鹿島は、前半戦こそ首位争いを演じていたが後半戦に入り直近5試合で挙げた白星がわずかに1つと失速が見られる。複数失点のゲームも続いており、守備の立て直しを図れるかで関川の評価もまた変わってくるだろう。過去多くの日本代表DFを輩出してきた鹿島。実力はもちろん、その系譜を絶やさないためにも関川の代表選出に懸かる期待は大きい。


大畑歩夢 写真:Getty Images

大畑歩夢(浦和レッズ)


中国戦、バーレーン戦はいずれも3バックを採用し戦った日本代表。そのため、DF菅原由勢(サウサンプトン)などこれまで主にサイドバックで起用された選手の出場はなかった。しかし、ここから先4バックを併用していくのであれば国内組からはDF大畑歩夢の招集に期待したい。


今季は前半戦こそ途中出場の多かった大畑だが、後半戦に入ってからはスタメンに定着し勝ち点3が遠いチームの中で奮戦を続けている。対人の強さや運動量といった守備での働きに加え、攻撃参加の判断力や前線での仕掛けにも優れ、リーグ戦はもちろん五輪という大舞台でもその武器を大いに披露。次世代の代表候補として、申し分ない働きを見せていると言えよう。


大畑の主戦場である左サイドバックでは、今回DF長友佑都(FC東京)とDF中山雄太(町田ゼルビア)が招集されている。もちろん、これまでの経験値やチームへの影響力を考慮すれば彼らの招集はうなずける。しかし、同時にDF望月ヘンリー海輝やDF高井幸大の招集からは、新戦力を試す姿勢も見て取れる。そんな試みの1つとして、次回以降の代表活動において大畑の招集は十分考えられるのではないだろうか。




原大智 写真:Getty Images

原大智(京都サンガ)


一時は降格圏まで順位を落とすも直近5試合は4勝1敗と、後半戦に入り明らかに調子を上げてきた京都サンガ。夏に加入したFWラファエル・エリアスら新戦力の働きも大きいが、チームトップスコアラーとして攻撃を牽引するFW原大智の活躍もまた大きなものとなっている。


原は昨年途中にチームに加わると、13試合で7ゴールと得点力の高さを見せつけJ1残留に大きく貢献。今季もここまで8ゴールを挙げており、直近は3試合連続ゴールをマークするなど存在感がさらに増している印象だ。長身を活かした安定感のあるポストプレーやヘディングでのゴールはもちろん、フィジカルを活かした持ち運びや背後へ抜け出す動き出しからのゴールなど多彩な武器を持っていることも大きな魅力。


今回の代表戦2試合で前線に起用されたFW上田綺世(フェイエノールト)、FW小川航基(NECナイメヘン)と比較する価値は十分にあるだろう。加入2シーズン目にして、京都にとってなくてはならない存在となった原。所属チームで強力な前線3枚の一角としてさらに活躍を続ければ、代表への招集もそう遠くはないはずだ。

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