バニャイアが初日プラクティスでトップ。クアルタラロは5番手でQ2ダイレクト進出/第14戦エミリア・ロマーニャGP

2024年9月20日(金)23時17分 AUTOSPORT web

 9月20日、MotoGP第14戦エミリア・ロマーニャGPの初日がミサノ・ワールド・サーキット・マルコ・シモンチェリで行われ、フランセスコ・バニャイア(ドゥカティ・レノボ・チーム)がオールタイムラップ・レコードを更新し、トップでプラクティスを終えた。


 エミリア・ロマーニャGPは、2週間前のサンマリノGPに続きミサノでの開催である。木曜日に雨が降った影響で、フリープラクティス1を迎えても路面には濡れた部分が残る状況で、序盤にコースインしたライダーはレインタイヤを履いていた。このため、セッション序盤は多くのライダーがピットで路面状況の回復を待っていた。


 残り時間が20分を切るころになると、今までコースインしていなかったライダーが続々と走行を開始する。終盤、マルク・マルケス(グレシーニ・レーシングMotoGP)がトップタイムを記録し、フリープラクティス1を制した。


 2番手はホルヘ・マルティン(プリマ・プラマック・レーシング)、3番手がフランコ・モルビデリ(プリマ・プラマック・レーシング)。バニャイアは4番手だった。5番手にはマーベリック・ビニャーレス(アプリリア・レーシング)が続いている。


 プラクティスは気温23度、路面温度34度のドライコンディションとなった。MotoGP.comの中継で伝えられたところによると、アレックス・リンス(モンスターエナジー・ヤマハMotoGPチーム)が高熱により、このセッションを走らなかった。


 セッション前半はマルティンがトップにつけ、バニャイアが2番手、そして3番手には序盤に14コーナーで転倒を喫したペドロ・アコスタ(レッドブルGASGASテック3)が続く。


 その後、終盤にバニャイアが1分30秒286を記録し、オールタイムラップ・レコードを更新してトップに浮上する。最終的に、バニャイアがこのタイムでプラクティスをトップで終えた。

フランセスコ・バニャイア(ドゥカティ・レノボ・チーム)


 2番手はマルティン、そして前戦サンマリノGPのフラッグtoフラッグの決勝レースで優勝を飾ったマルク・マルケスは3番手だった。


 エネア・バスティアニーニ(ドゥカティ・レノボ・チーム)はセッション後に転倒を喫したが、4番手。そして、ファビオ・クアルタラロ(モンスターエナジー・ヤマハMotoGPチーム)が5番手につけ、Q2ダイレクト進出を決めている。

ファビオ・クアルタラロ(モンスターエナジー・ヤマハMotoGPチーム)/2024MotoGP第14戦エミリア・ロマーニャGP


 ホンダ勢の最上位は、ヨハン・ザルコ(カストロール・ホンダLCR)の12番手。中上貴晶(イデミツ・ホンダLCR)は21番手だった。


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