「何をやっても及ばない」大谷翔平のMVP獲得熱への異論に反論続々!「なぜオオタニがふさわしくないと言える?」

2023年9月20日(水)10時30分 ココカラネクスト

打者として好成績を残しているシーガー。彼のMVP獲得を推す声には反発が起きている。その理由は他でもない大谷の存在だ。(C)Getty Images

「私はオオタニが今年のMVPだとは微塵も思わない。コーリー・シーガーこそ今年のMVPだと思っている」

 現地9月18日、米スポーツ専門局『ESPN』や『CBS Sports』でアナリストを務めていた元アストロズのウェス・クレメンツ氏は、自身のX(旧ツイッター)に持論を投稿。小さくない物議を醸している。

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 同氏が「MVPだ」としたシーガーも今季はキャリアハイというべき圧巻のシーズンを過ごしている。現地9月18日時点で打率.334、31本塁打、92打点、OPS1.041。守備でも安定したパフォーマンスを披露しており、アメリカン・リーグのショート部門では3位となるUZR(※平均的な選手に比べて、どれだけの失点を防いだかを示す指標)4.3を記録。まさに攻守に傑出した存在感を放っていると言っていい。

 そんな29歳は規定打席こそ満たしているものの、左ハムストリングの負傷など度重なる故障離脱もあって出場試合数はわずか107。比較された大谷翔平(エンゼルス)より29も少ない。さらに極論ではあるが、シーガーに先発投手としての成績はゼロだ。やはり史上初となる「シーズン2桁勝利&40本塁打以上」という金字塔も打ち立てた偉才の活躍とは比較し難いものがある。

 ゆえに「今年に限って言えば、オオタニは最高の投手でも打者でもない。他の選手は彼より良い数字を残している」とも主張したクレメンツ氏の投稿には反論が殺到した。米メディア『Fan Side』に寄稿するケリー・カウフマン氏は「なぜ今年に限ってオオタニがふさわしくないと言えるんだ? 打率3割台で、40本塁打を打っていて、防御率3点台の選手は他にいない。シーガーはたしかに印象的だが、オオタニには及ばない」と指摘した。

 また、投稿を確認したファンからも「愚かな考えだ」「より多くの試合に出場し、エリートレベルの投球をし、なおかつ攻撃でも図抜けた数字を残すことの方が正気の沙汰ではないと言えるよ」「オオタニの投手としての働きを軽んじるのか?」と批判が相次いだ。

 もっとも、この日にMLB公式ツイッターが紹介したアメリカン・リーグのMVPに関するオッズでは、大谷が「−20000」という圧倒的な数値を記録。一方でシーガーは「+2200」。両雄の差は大きく、現地でも日本人選手史上初の本塁打王に迫る天才の戴冠に揺るぎはなさそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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