欧州移籍が期待される南米の若手トップ10選手

2024年9月20日(金)14時30分 FOOTBALL TRIBE

写真:Getty Images

南米の優れたサッカー選手たちは次々と海外へ移籍しており、ヨーロッパや近年では資金力のあるサウジアラビアの各クラブが、できる限り若い選手を獲得したい意向を持っている。


2024年夏の移籍市場においても、ブラジルから17歳でスペイン1部のレアル・マドリードに移籍したMFエンドリッキ(現18歳)が記憶に新しい。Jリーグにもブラジル出身の選手は多く、私たち日本のサッカーファンにとっても身近な存在といえよう。


ここでは今後の活躍が期待され、欧州へのステップアップ移籍が近いとされる南米の若手選手10名を紹介する。この中から明日のヒーローは生まれるだろうか?




ジョン・アリアス 写真:Getty Images

MFジョン・アリアス



  • 国籍:コロンビア

  • 所属:フルミネンセ/ブラジル

  • 年齢:26


ブラジル1部フルミネンセは今夏移籍で財政が潤い、コロンビア代表MFジョン・アリアスに対するジローナ(スペイン)やガラタサライ(トルコ)からのオファーを拒否したようだ。遅咲きのアリアスは26歳という年齢もあり焦っているといわれており、1月の市場で欧州へ移籍する可能性は非常に高い。


アリアスは、コパ・アメリカ2024でコロンビア代表の中盤の一角として堅実なプレーをみせたが、本領を発揮しているのはフルミネンセ。ピッチ上では自由に動き回ることが許され、タフでターンも上手く、抜群のスタミナと視野の広さを持っている。南米王者フルミネンセの攻撃の核となる選手であり、2023年のFIFAクラブワールドカップ決勝でマンチェスター・シティに対抗できた唯一の選手だった(4-0でシティが優勝)。




ティアゴ・アルマダ 写真:Getty Images

MFティアゴ・アルマダ



  • 国籍:アルゼンチン

  • 所属:ボタフォゴ/ブラジル

  • 年齢:23


アルゼンチン代表MFティアゴ・アルマダは、今夏アメリカのアトランタ・ユナイテッドからボタフォゴへ移籍した際に、2025年にヨーロッパへ渡ることが条件として組み込まれたようだ。アルゼンチンの2022年ワールドカップ(W杯)優勝チームの若手メンバーであり、巧みなパスやクイックなコンビネーションプレーを得意としている。


現段階ではフィジカル面で欧州主要リーグに適応できるかが課題とされているが、ボタフォゴのオーナーであるジョン・テクスター氏がリヨン(フランス)やクリスタル・パレス(イングランド)にも関与しているため、移籍の道は比較的スムーズになると予想されている。




フランコ・マスタントゥオーノ 写真:Getty Images

MFフランコ・マスタントゥオーノ



  • 国籍:アルゼンチン

  • 所属:リーベル・プレート/アルゼンチン

  • 年齢:17


リーベル・プレートの攻撃的MFフランコ・マスタントゥオーノは、18歳以降での欧州移籍が噂されている。レアル・マドリードは契約間近まで進んだが、過熱するメディアの報道により取引から撤退したようで、バルセロナが新たにアプローチするのではないかとの憶測が飛んでいる。


中央やサイドでプレーできるフランコは、冷静に選択肢を見極めフリーキックでも脅威を発揮する選手だ。2023年には15歳ながらU-17W杯のアルゼンチン代表に選出され、16歳でアルゼンチン1部リーグに出場した経験を持つ。輝かしい未来が待っているだろう。




ヤイマル・メディナ 写真:Getty Images

MFヤイマル・メディナ



  • 国籍:エクアドル

  • 所属:インデペンディエンテ・デル・バジェ/エクアドル

  • 年齢:19


MFヤイマル・メディナが所属するエクアドルのデル・バジェは、世界的に若手の育成で注目されているチームだ。左ウイングを主に主戦場とし、スピードとダイレクトプレーを組み合わせた攻撃で相手を圧倒する。ベルギーのクラブが興味を持っていると噂されたが、さらなる経験を積み活躍することで、彼の市場価値は1月の移籍市場で一層高まると予想されている。




ビトール・レイス 写真:Getty Images

DFヴィトール・レイス



  • 国籍:ブラジル

  • 所属:パルメイラス/ブラジル

  • 年齢:18


DFヴィトール・レイスはパルメイラスのアカデミーから輩出された若手センターバックで、レアル・マドリードが獲得に乗り出すのではないかと注目されている。すでに多くの欧州クラブが視察しており、18歳にして守備面だけでなく攻撃時のボール運びも安定。フィジカル的にも強く、ポジショニングや洞察力も優れているという。


U-16、U-17のブラジル代表に選出されており、2023年のU-17W杯でもベスト8の成績を収めたチームのキャプテンとして5試合にフル出場した。ブラジルのサッカー界でも大きな期待を寄せられているディフェンダーの1人だ。


リチャード・リオス 写真:Getty Images

MFリチャード・リオス



  • 国籍:コロンビア

  • 所属:パルメイラス/ブラジル

  • 年齢:24


コロンビア代表MFリチャード・リオスは、なんと2018年の南米のU-20フットサル選手権での活躍がきっかけでスカウトの目に留まり、フィールドプレーヤーに転向した逸材だ。コロンビアの新たな魔法使いと称され、パルメイラスに加入して以降2023年のリーグ優勝に貢献した。


コパ・アメリカ2024でも活躍し、リオスに対するヨーロッパのクラブからの関心は高まった。来夏の移籍の可能性が度々指摘されている。




ルイス・エンヒキ 写真:Getty Images

FWルイス・エンヒキ



  • 国籍:ブラジル

  • 所属:ボタフォゴ/ブラジル

  • 年齢:23


ブラジル代表FWルイス・エンヒキは、強力な左足を持つスピードのあるウインガーで、主に右サイドを担当する。サイドライン沿いを駆け上がり、中央にドリブルでカットインして、ゴール前でフィニッシュを狙うこともできる。


現在23歳のエンヒキは、スペインのレアル・ベティス(2022-2024)に所属していた。同じブラジル出身のMFルーカス・パケタ(ウェストハム・ユナイテッド)と賭博スキャンダルに巻き込まれ、彼自身は調査対象にはならなかったが、ボタフォゴは2024年初めにエンヒキをブラジルに連れ戻している。ブラジルでの活躍が順調であれば、再びヨーロッパに渡る可能性があると予測されている。




ルチアーノ・ロドリゲス 写真:Getty Images

FWルチアーノ・ロドリゲス



  • 国籍:ウルグアイ

  • 所属:バイーア/ブラジル

  • 年齢:21


2023FIFAU-20W杯で優勝したウルグアイ代表チームの一員であり、イタリアとの決勝戦で決勝点となるゴールを決めた輝かしい成績を残しているFWルチアーノ・ロドリゲス。バイーアで順調に成長しており、2024年3月にはA代表でもデビューを果たした。


右利きのウインガーで、世代別のウルグアイ代表では常にエースとしての扱いを受けてきており、クラブでも右ウイングの主力を担っている実力派だ。市場価値は約13億3000万円といわれており、安価なことから、早々に移籍する可能性も否定はできない。




ダミアン・ボバディージャ 写真:Getty Images

MFダミアン・ボバディージャ



  • 国籍:パラグアイ

  • 所属:サンパウロ/ブラジル

  • 年齢:23


元パラグアイ代表GKアルド・ボバディージャの息子であるMFダミアン・ボバディージャは、ブラジルの名門サンパウロでプレーしている。フィールドを広く使い、相手ディフェンスを突破するプレースタイルが特徴だ。


2023年10月にワールドカップ予選に向けたパラグアイ代表チームにも初招集され、2024年に加入したサンパウロでも徐々に頭角を現している。クラブと代表チームで今後も安定した活躍を見せれば、ヨーロッパのクラブから声がかかることもそう遠くはないだろう。




アリソン・サンタナ 写真:Getty Images

MFアリソン・サンタナ



  • 国籍:ブラジル

  • 所属:アトレチコ・ミネイロ/ブラジル

  • 年齢:18


プレミアリーグのクラブから注目されているMFアリソン・サンタナは、ブラジルのアトレチコ・ミネイロで活躍する。15歳でプロ契約を果たしており、まだ少し粗削りではあるがファーストタッチは際立っている。


生まれつき歩幅が長いことを利用した、スピードを減速してから素早く加速するスタイルのドリブルを特徴としている。ボール奪取能力も高く、フィジカルとスキルの向上を果たせば、ヨーロッパへの移籍は早いと予想されている。

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