痛恨ミスのバルサ守護神がやり玉に「ミナミノにボールを…」 9分32秒退場はCLにおけるクラブ史上最速
2024年9月20日(金)13時38分 サッカーキング
試合の流れを決定づけるシーンは、前半立ち上がりの10分に訪れた。バルセロナのドイツ代表GKマルク・アンドレ・テア・シュテーゲンのショートパスを読んだ日本代表MF南野拓実が鋭い出足を見せ、スペイン代表DFエリック・ガルシアからボールを奪取。南野はファウルを受けてシュートを打てなかったが、南野を倒したE・ガルシアは決定機阻止でレッドカードを受け、一発退場となった。数的有利な状況を手にしたモナコは、16分に元U−21フランス代表MFマグネス・アクリウシェが先制弾をマーク。28分にはスペイン代表FWラミン・ヤマルの個人技に屈して同点に追いつかれたが、後半も終盤に差し掛かろうかという72分にカウンターから元U−16フランス代表経験のあるFWジョージ・イレニヘナが決勝ゴールを決め、ホームでバルセロナを2−1で下した。
試合後、敗戦のきっかけとなる退場劇に関与したテア・シュテーゲンとE・ガルシアには、スペインの首都系メディアを中心に厳しい評価が並んだ。スペイン紙『マルカ』は「テア・シュテーゲンのパスミスを眠っていたE・ガルシアがコントロールできず」と失点シーンを振り返り、「ミナミノにボールを盗まれた」と南野の抜け目のないプレーについても言及した。
また、スペイン紙『アス』は「テア・シュテーゲンの誤った判断で、E・ガルシアは極限状態の中で窒息させられた」と、主に守護神の判断ミスを指摘。また、E・ガルシアが9分32秒で退場したことにも触れ、「これはCLにおけるバルセロナ史上最速の退場だ」と伝えている。
次節、モナコは10月2日にアウェイでディナモ・ザグレブ(クロアチア)と、バルセロナは10月1日にホームでヤングボーイズ(スイス)と対戦する。