BRZ山内英輝、レコード更新は「ダンロップやスバル、STI、チームが開発を進めた結果」/2019スーパーGT第7戦SUGO GT300クラスポールポジション会見
2019年9月21日(土)17時25分 AUTOSPORT web
2019年スーパーGT第7戦スポーツランドSUGOでの公式予選を終え、スーパーGT GT300クラスのポールポジションを獲得したSUBARU BRZ R&D SPORTの井口卓人と山内英輝が、2年連続ポールとなった予選をふり返るとともに、笑いと本音を交えながら決勝に向けての展望を語った。
SUBARU BRZ R&D SPORT
井口卓人
「前戦オートポリスの結果がショッキングすぎて(決勝リタイア)、その次のラウンドでこのポール(ポジション)という結果。僕は一体、どんな顔をしてこの場に臨めばいいのか、という感じなんですけど、山内選手の頑張り、本当それだけしかないなと思っています」
「Q1からQ2に向けてのチーム判断と、そのQ2で山内選手の走りが素晴らしかったので、すごくいいドライバーと組めて僕は幸せだなと思ってます」
「持ち込んだタイヤは、今のコンディションに合っているなという感触はあります。ただ、そのなかで若干、想定よりもウォームアップが遅いなという面もあり、アタックにベストな周でまだタイヤが温まりきってないという状況もあったので、その部分で(Q1のタイムは)少し予想より遅かったかなと思います」
「でも、そのぶん(反省を踏まえて)Q2にしっかりつなぐことができたので、そこは良かったですね」
「明日はできればドライコンディションでレースを戦いたいですが、僕たちは残念ながら、前回のオートポリスのような難しいコンディションのなかでレースをできていません」
「なので、ハッキリと『いけます!』と自信を持って言うことはできませんが、そのときのコンディションに合わせて、しっかりタイヤを選択していくしかないのかなと思っています」
「明日は3コーナーからヘアピンあたりで山内選手がバンバン抜いてくれると思うので、そのあたりを見ていただければうれしいです(笑)」
山内英輝
(すごくいいドライバーと組めて幸せという井口卓人のコメントを受けて)
「そう言ってもらえて、世界一幸せな相方の山内です(笑)。でも本当に前回のオートポリスでは、井口選手の地元サーキットでもあったのに、ちょっと残念な結果で終わってしまいましたが、あの場に来てくれて、応援してくれたみなさんの後押しもあったのかなと思うくらい、今回は本当にいいアタックができました」
「それにQ1からQ2にかけて、井口選手が(セットアップについて)コメントしてくれたこと、これが大きく効いたと思っています。チームのメンバーと井口選手、みんなに感謝しています。このいい流れを掴んだまま、明日のレースを戦えるように、チームのメンバーみんなと話をして、頑張っていきたいと思います」
(GT500クラスでポールポジションを手にした塚越広大が「山内選手が1秒近くレコードタイムを更新したのを見て、それがモチベーションになった」と発言したことを受けて)
「いや、もう本当に幸せです。ありがとうございます。(レコード更新は)確かに(レースの開催)時期などの影響もあったと思いますが、すべてはダンロップタイヤさんであったり、スバルさん、STIさん、そしてR&D(SPORT)のみんなが開発を進めた成果です。その(チーム全体として持っている)能力の部分が一番効いてると思います」
「(持ち込みタイヤについては)井口選手が走るとき、温まりにくい方を装着して走ってもらっていたので、僕に関しては(低い路温と気温は)そこまで影響なかったかなと思います」
「(決勝は)不安しかないです(笑)。正直不安しかないですが、できることを精一杯、頑張りたいなと思います。スバルと言えば四輪駆動ですし、明日はそれに切り替えて頑張りたいなと思います(笑)」