勝田貴元がふたたびコドライバー変更。ソルベルグの元相棒ジョンストンとWRCフィンランドへ

2021年9月22日(水)12時8分 AUTOSPORT web

 TOYOTA GAZOO Racing WRCチャレンジプログラムに参加し、2021年シーズンのWRC世界ラリー選手権に参戦してる勝田貴元は10月1〜3日、北欧フィンランドで行なわれる第10戦『ラリー・フィンランド』に向け、アーロン・ジョンストンを新しいコドライバーとして迎えることを明らかにした。


 今シーズンもトヨタ・ヤリスWRCをドライブし、選手権の最高峰クラスに挑んでいる勝田。彼は6月に行われた第6戦ケニアで開幕6戦連続入賞と同時に総合2位表彰台を獲得するなど飛躍のシーズンを送っていたが、続く第7戦エストニアで相棒のダニエル・バリットがジャンプの着地時に首を負傷したことから、ラリーを中断することとなった。


 さらに、バリットが療養のためキートン・ウイリアムズを相方に迎えて挑んだ第8戦ベルギーではクラッシュ、第9戦ギリシャは大会直前にウイリアムズが家族の理由で緊急帰国を余儀なくされためラリー出走を取りやめるなど不運が続いている。


 そんななか勝田は次戦フィンランドに向け、ジョンストンと新たなペアを組むことを発表した。ジョンストンは先週、ヒュンダイ・モータースポーツの育成ドライバーであるオリバー・ソルベルグとのコンビを解消しており、来週末はヒュンダイからトヨタに乗り換えてラリーを戦うことになる。


 勝田はSNSを通じ「次戦のラリーフィンランドは新しいコドライバーのアーロン・ジョンストンと共に戦います! 応援よろしくお願いします!」とコメント。


「とても興奮している。最善を尽くします! そして、いつも僕らを支えてくれているダンにも感謝しています」と綴られたこの投稿には、バリットを加えた3人でオンライン・ミーティングを行う様子も掲載された。


 また、勝田はウイリアムズにも感謝し、「ハードワークをともにしてくれてありがとう。人生は難しいものです……しかし、僕は君の決断を全面的に同意し、尊重します。将来、すべてがクリアになったときには、またラリーカーに戻ってきてくれることを願っています! 君は素晴らしいコドライバーです」とメッセージを送っている。

3年間をともにした後、袂を分かつことになったオリバー・ソルベルグ(左)とアーロン・ジョンストン(右)





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