ミラン守護神メニャンがユーヴェ戦で人種差別被害に「なぜ2021年にもなって…」

2021年9月22日(水)11時49分 サッカーキング

ミランのメニャンが、Twitterで人種差別被害を報告 [写真]=Getty Images

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 ミランに所属するフランス代表GKマイク・メニャンが、22日に自身の公式Twitter(@mmseize)を更新。19日に行われたセリエA第4節のユヴェントス戦で自身が受けた人種差別被害について言及した。

 ミランは19日のユヴェントス戦で、前半開始早々の4分にスペイン代表FWアルバロ・モラタのゴールで先制されたものの、後半の76分にはクロアチア代表FWアンテ・レビッチが同点弾をマークし、敵地『アリアンツ・スタジアム』で1−1のドローに持ち込んだ。

 22日には、メニャンがTwitterを更新。試合前のウォーミングアップ中に、ユヴェントスの一部サポーターから人種差別発言を受けていたことを明かした。

「日曜日の夜『アリアンツ・スタジアム』でユヴェントスのサポーター数名から人種差別的な侮蔑を受けた。彼らは一体何が言いたいんだ? 人種差別は悪いことで、ユヴェントスのサポーターが愚かだとでも伝えたいのだろうか」

「僕は人種差別を経験した最初の選手ではないし、最後の選手にもならないだろう。こういったことを単発的な出来事として見ている限り、歴史は何度も何度も繰り返す」

「サッカースタジアムで人種差別と戦うために、どうすればいいのだろうか。何か良い方法はあるのだろうか。僕は今、あらゆる差別へと反対するために努力をしているクラブに所属している。でも、僕たちはもっと努力をしなければいけないし、サッカー界の問題というより大きな社会問題の一つとして、全員がこの件に対して団結しなければいけない」

「まるで動物かのように侮辱された時の気持ちが分かるだろうか。なぜ2021年にもなってこのようなことが起こり続けているのか、理解できないよ。(差別をする)彼らはそのことを分かっているのだろうか」

「僕は人種差別の“犠牲者”ではない。僕はマイクだ。黒人であることに誇りを持ち、立ち上がる。変化が起きるまで声を挙げ続ける」

 サッカー界では、これまでに何度も人種差別問題が取り上げられてきたものの、依然として根本的な解決には至っていない。

サッカーキング

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