スーパー耐久第5戦鈴鹿は8クラス56台が参戦。ROOKIE Racingは3台がシリーズに復帰

　9月24日、ENEOS スーパー耐久シリーズ2024 Empowered by BRIDGESTONEは、9月28〜29日に三重県の鈴鹿サーキットで開催されるシリーズ第5戦『SUZUKA S耐』のエントリーリストを発表した。8クラス56台の車両が名を連ねている。

　今シーズンのスーパー耐久シリーズも残すところ3戦。迎える第5戦の舞台は、近年開幕戦の舞台になることが多かった鈴鹿だ。そんな一戦はST-4クラスが“お休み”だが、8クラス56台がエントリーした。

　今回の大きなトピックスとも言えるのは、ROOKIE Racingの復帰だろう。第3戦オートポリスはST-Xクラスの前年王者中升 ROOKIE AMG GT3が、第4戦もてぎではST-Qクラスの2台を含む3台全車が参戦をスキップしていたが、今回は3台が復帰する。中升 ROOKIE AMG GT3は2戦の間にST-Xクラスのランキング4位まで後退したが、これからタイトル争いにどう絡むか。

　またST-Qクラスには、28号車ORC ROOKIE GR86 CNF concept、32号車ORC ROOKIE GR Yaris DAT conceptの2台が参戦する。ORC ROOKIE GR Yaris DAT conceptは名のとおりDAT（ダイレクト・オートマチック・トランスミッション）を搭載する車両で、スーパー耐久への登場は初めてではないが、今回はまたこれまでとは違う驚きがあるのか注目だろう。

　ST-Qクラスでは、他にもMAZDA SPIRIT RACING ROADSTER CNF concept、MAZDA SPIRIT RACING MAZDA3 Bio conceptの2台が復帰。第4戦もてぎでは3台のみの参戦だったが、今回はふたたび7台のエントリーとなった。Team HRCのHonda CIVIC TYPE R CNF-Rには、ふたたび荒尾創大の名が記されている。

　他クラスでは、ST-Zクラスに第2戦富士以来となる59号車2W Yamaguchi GR Supra GT4 EVOが登場する。ドライバーは、タイの経済界でも重要な人物であるチアラバノン・カチョーンをAドライバーとし、FIA-F4で活躍する卜部和久、そして立川祐路が二度目のスーパー耐久に挑む。また全日本F3等でも活躍したナニン・インドラ・パユーングがエントリーした。またST-2クラスには、こちらも第2戦富士以来の登場となる36号車HCM 内野製作所FL5が参戦する。ST-2は8台という多くの車両がエントリーしており、ST-5に次ぐ盛況となっている。

ENEOSスーパー耐久シリーズ2024 Empowered by BRIDGESTONE第5戦『SUZUKA S耐』暫定エントリーリスト（9月24日時点）

ST-X（5台）

ST-Z（13台）

ST-TCR（3台）

ST-Q（7台）

ST-1（1台）

ST-2（8台）

ST-3（4台）

ST-5（15台）

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