燕・村上 7戦連続ホームランなし 急失速の裏に「あの選手」

2022年9月24日(土)11時51分 ココカラネクスト

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 ヤクルトは23日のDeNA戦(神宮)に6ー8と敗れた。2位DeNAとの直接対決に敗れ、優勝へのマジックナンバーは「4」のまま足踏み。心配されているのは若き主砲、村上の状態にもある。

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 台風接近も迫る中、3度の降雨中断もありながら、ヤクルトファンは勝利を信じて帰らなかった。先発マウンドを託された大西が初回から3ランを浴びるなど乱調、2番手の原も3失点と傷を広げた。

 タフな展開の中、9回には2本塁打で2点差まで迫ったが、序盤の大量失点が響いた。高津監督も「序盤から一方的な試合になってしまったので非常に申し訳ない気持ちが強い」と悪天候の中、勝利を願って応援したファンに謝罪した。

 ここまで55号をマークと勢いが止まらなかった村上も直近7試合はノーアーチとなっている。この日は3打数無安打、1四球。今季は5打席連続弾など、数々のメモリアルアーチを本拠地神宮で放ってきた。1964年に王貞治氏(巨人)が樹立した日本選手のシーズン最多本塁打超えが期待されているが、足踏み状態が続いている。

 最近の村上の状態に関してはこんな声も。

 「軸足に体重がしっかり乗っていないため、振り切れず、凡打になっている場面が目立つ」(球界関係者)

 最近の村上はホームランが出ないばかりか、直近6試合で19打数2安打と調子を落としているとあって、心配されている。

 また村上の不振と併せてクローズアップされているのは前を打つ、3番・山田の状態にもある。山田も直近6試合は26打数4安打、打率・154と不振にあえいでいる。この山田の不振も村上の攻めに対して影響を与えているというのだ。

 「よくいわれることだが、村上が好調を維持するためには前後を打つ選手の状態も大事。村上だけを抑えていればいい展開となると、投手陣にかかるプレッシャーもまったく違うものになってくる。村上が打つためには山田が状態を上げることも求められる」(同)

 残り試合も少なくなり、チームの優勝と共に村上の記録達成への期待の声も高まっている。今シーズンは誰もがワクワクするプレーを数多く魅せてくれた村上。ベストフィニッシュなるか。注目したい。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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