F1ロシアGP:FIA、ターン12&13での不必要な減速を禁じる。ターン2ではトラックリミット違反を取り締まり

2020年9月25日(金)14時46分 AUTOSPORT web

 2020年F1第10戦ロシアGPを前に、FIAのレースディレクターを務めるマイケル・マシは、プラクティスと予選において、自分の前にスペースを設けるために、ソチ・オートドロームのターン12と13で極端にペースを落とすことは許されないと、ドライバーたちに対して警告した。


 モンツァなど最近のレースで、特に予選のアタックラップの前に、ドライバーたちが前方にスペースをあけるために著しくペースを落とすシーンが見受けられた。しかしこの戦術は、全開で走行している他のドライバーたちを危険な状況に置くことになる。


 ロシアGPを前にした覚書のなかでマシは、ソチの2番目のDRSゾーンの終わりにあるターン12と13を挙げ、そのエリアで「スペースを作る」行為を容認しないという意向を示した。


「クリアラップをとるために自身の前にスペースを作ろうとするドライバーは、ターン12もしくはターン13周辺でその行為を行ってはならない」とマシは記している。


「このような行為を行ったドライバーは、競技規則第27条の4に違反したとして、スチュワードに報告される」

2020年F1第10戦ロシアGPの会場ソチ・オートドローム

 マシはまた、ドライバーがソチのメインストレートの終わりに位置するターン2でコースを外れた際には、スチュワードはトラックリミット違反として厳しく対処すると述べた。


「プラクティスセッションおよびレースにおいてコースを外れ、ターン2をコースを使って走行しなかった場合、その際のラップタイムはスチュワードによって無効化される」とマシは付け加えた。


「マシンがコースを使わずにターン2を通り抜けた場合、そのたびにチームは公式のメッセージシステムを介して知らせを受けることになる」


「ドライバーがコースを使わずにターン2を通り抜けるケースが2度起きた場合、そのドライバーには黒白旗が掲示され、それからさらにショートカットが行われた場合にはスチュワードへ報告される」


「上記のすべてのはみ出し走行において、ドライバーは安全と判断できる場合にのみコースに復帰すべきであり、またその後に持続的なアドバンテージを得てはならない」

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