守れるじゃん!久保建英が米国戦で「攻撃だけ」イメージ払拭!評価急上昇!

2022年9月25日(日)11時0分 ココカラネクスト

(C)Getty Images

 意外といったら失礼か。サッカー日本代表MF久保建英(21=レアル・ソシエダ)が守備で評価を上げている。新たな一面を見せたのは、W杯前の強化試合となった23日米国戦(ドイツ・デュッセルドル)。4−2−3−1システムの2列目の左で先発し、持ち前の攻撃力に加えて献身的な守備も披露。FIFAランク24位の日本より上位の米国(同14位)を2ー0で撃破し、勝利に貢献した。

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 これまで多くの人が久保に抱いていた「攻撃だけ」のイメージを払拭するように、走り回った。自陣深くまで全力で戻り、スピードに乗った相手を止めるシーンもあった。素早い寄せでプレッシャーをかけ、簡単には倒れない。守備からカウンターの起点になり、好機を演出した。地味な役回りもこなし、守備の強度が上がり、確かな成長を感じさせた。

 久保自身も、課題と感じていた部分だった。スペインの所属クラブ、レアル・ソシエダで出番を増やしている21歳は「僕は長い間、守備に苦労し、チームを助けていないという欠点をいつも指摘されていた。今シーズンは逆で、チームを助け、自分自身を犠牲にするところを示せている」。振り返れば、守備を理由に、試合に出場できない屈辱を何度も味わってきた。課題克服に取り組む成果を、W杯本番前の代表戦でもアピールできた意義は大きい。

 米国戦を振り返った久保は「僕としては不本意でしたけど、チームの勝利のために、僕は1つのピースでしかない。守備のタスクが、まわりの前めの選手より多かったと思うが、それはチームとしての決まり事。僕のサイドでバーッと上がられても、全然止められた」とチームのために攻守で機能したことを強調した。

 代表では思うような結果を残せず、一時ポジションを失ったときもあるが、守備の向上でチーム内の評価も急上昇しているという。代表では右サイドの出場が多かったが、今回の左サイドハーフでも存在感を見せた。同位置でレギュラー格の南野は、所属クラブで出場機会に恵まれていない。「守れる」久保の成長は、チームのオプションを増やすにとどまらず、チームの序列まで変える可能性を秘めている。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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