【神戸新聞杯予想】コントレイルに思わぬ死角?過去10年で26頭全敗のデータを回避できるか

9月25日(金)6時0分 SPAIA

神戸新聞杯,インフォグラフィック,ⒸSPAIA

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「馬体重460キロ」にボーダー

今年は9月の阪神開催が中京に場所を移して行われている。9月27日(日)に行われる神戸新聞杯も同様。通常なら芝2400mで行われるが、中京では芝2400mという条件がなく、芝2200mとなるので注意が必要だ。
神戸新聞杯は以前から重要な一戦だが、同じ菊花賞トライアルとして存在していた京都新聞杯が春に移動してからさらに存在感が増したようで、2000年以降の勝ち馬にはキングカメハメハ、ディープインパクト、オルフェーヴルなどそうそうたる顔ぶれが並ぶ。この3頭はいずれも日本ダービー馬。その通りに実績馬が結果を残しているレースなのかどうか。今回も2010〜2019年まで、過去10回の結果を基にして検証していきたい。

神戸新聞杯出走馬の馬体重


先週のローズSでは、当日馬体重が480キロ以上の馬が苦戦の傾向だった(今年の勝ち馬リアアメリアは14キロ増の488キロで勝ち、鉄板データが覆ってしまったばかりだが…)が、神戸新聞杯では逆の結果が出ている。当日馬体重が459キロ以下だと【0-0-2-24】で、1頭も連対馬が出ていない。今年はコースが変わるが、傾向的にはある程度の馬格が必要なレースといえる。

実績馬が圧倒

神戸新聞杯前走クラス

神戸新聞杯ローテーション

神戸新聞杯前走距離


ローズSはオークス組が圧倒的に強かったが、この神戸新聞杯もよく似た傾向。前走GI、特にダービー組が【9-6-3-25】と強さを発揮している。ただ、ローズSで穴を出していた1勝クラス経由組は、この神戸新聞杯で1頭も連対していない。
ダービー組が強いということもあり、ローテーションも休み明けで挑んできた馬が優勢。逆に中8週以内で使って勝った馬は1頭もいない。夏場に走った馬の成績がよくないということで、いわゆる上がり馬が通用していないことになる。本番の菊花賞は上がり馬が台頭する余地のあるレースという印象があるが、この神戸新聞杯では実績通りの結果になることが多いようだ。
距離についてだが、神戸新聞杯はもともと2400mで行われていて、それ以上の距離(つまり2500m以上)を使ってきた17頭は全て着外だった。菊花賞トライアルだが、長距離馬は苦戦している様子。スタミナだけでなく、スピードも重要な現代競馬らしい結果といえる。

ダービー組は着順を重視

ここまでのデータを見る限り、中心はダービー組で問題ないだろう。次は、そのダービー組に絞ってデータを検証していく。

神戸新聞杯出走馬のダービー着順

神戸新聞杯出走馬のダービー人気


実績通りの結果というか、ダービー上位馬、およびダービーで上位人気した馬の強さが目立つ。特にダービー馬5頭は4勝、2着1回と貫禄を見せており、ダービー1番人気馬も2戦2勝。3着以内に広げても11頭中10頭が連対、3番人気以内に支持された9頭は全てが連に絡んでいる。最低でも掲示板、または5番人気以内に支持されていれば信頼度がぐっと上がる。
逆に6着以下、または6番人気以下の馬から勝ち馬は出ていない。夏場の休養を経ても、大敗のショックから立ち直るのには時間がかかるということだろうか。

判断は当日に

ここまでのデータを見る限り、どうやらダービーの上位馬には逆らえないようだ。特にダービー馬は5頭出て全て連対と文句なし。
今年の場合、満場一致でコントレイル、といきたいところだが、これまでのデータから一つだけ懸念材料がある。それは馬体重。当日馬体重が459キロ以下だった馬は【0-0-2-24】と連対馬がゼロ。コントレイルのダービー出走時の馬体重は460キロで、万が一減って出走してくるようだと一気に危険信号が灯る。
母系が米血で固められたディープ産駒で、馬体が減るようだと成長力も疑問符がつくかもしれない。まあ、たとえ春で完成されていたとしても、春時点で既に規格外の化け物なのだが。
他のダービー上位馬で今回出走しているのは3着ヴェルトライゼンデと5着ディープボンド。ここ10年でダービー3着馬も5着馬も1頭しか出走していないが、2012年の優勝馬ゴールドシップはダービー5着からの巻き返し。このことからディープボンドが2番手となる。また、昨年の2着馬ヴェロックスはダービー3着。ヴェルトライゼンデも互角の評価をしていいだろう。
コントレイルが馬体を維持、または増やしてくれば平穏に収まりそう。万が一減らしてくるとなると、手広くいく必要がある。ダービー組以外で目立った減点材料がないのはディープキングとメイショウボサツ。パンサラッサ、ファルコニアは休養効果で馬体を460キロ以上に増やしてくれば、これも圏内が見えてくる。
コントレイルが当日460キロ以上の場合
◎コントレイル
○ディープボンド
▲ヴェルトライゼンデ
コントレイルが459キロ以下の場合
◎ディープボンド
〇ヴェルトライゼンデ
▲ディープキング
△メイショウボサツ
×パンサラッサ
×ファルコニア
《ライタープロフィール》
門田 光生(かどた みつお)
競馬専門紙「競馬ニホン」で調教班として20年以上在籍。本社予想などを担当し、編集部チーフも兼任。現在、サンケイスポーツにて地方競馬を中心に予想・記事を執筆中。
コントレイルがこのレースを勝つと、菊花賞は無敗の三冠がかかった歴史的な一戦になります。これをファンが生で見られない可能性があるのは残念なこと。地方競馬は徐々に観客を入れて開催をしており、また野球などのスポーツも観客を増やす方向に向いています。これが追い風になるのかどうか。注目です。

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