レアルで鮮烈デビューを飾った“超新星”…ロドリゴについて知っておきたい8つのこと

2019年9月27日(金)8時0分 サッカーキング

[写真]=Getty Images

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 25日に行われたリーガ・エスパニョーラ第6節で、18歳の超新星が衝撃のデビューを果たした。レアル・マドリードのブラジル人FWロドリゴがオサスナとの試合で公式戦初出場を果たすと、ピッチに登場してからわずか1分で初ゴールをマーク。鮮やかなレアルデビューを飾った。

 ロドリゴは今夏、レアル・マドリードに移籍した久保建英のライバルとしても話題になった選手だ。“ブラジルの至宝”とも呼ばれる彼は一体どんな選手なのか。8つのトピックと共に、ここで改めて紹介する。

デビューから93秒で初ゴール
データ会社『Opta』によれば、ロドリゴの初ゴールは71分の途中出場から、わずか93秒後に生まれたものだったという。レアルでのリーグデビュー弾としては、元ブラジル代表FWロナウド氏がアラベス戦で記録した62秒に次ぐ記録になるとのこと。もちろん、これが初シュートだった。また21世紀生まれの選手が公式戦でゴールを奪うこと自体が、クラブ史上初の出来事だったようだ。

16歳でプロ契約締結
ロドリゴは2001年1月9日、ブラジルのサンパウロで生まれた。10歳の時に名門サントスの下部組織に入団すると、16歳の時にはプロ契約を締結。そして2017年のU−17サンパウロ州選手権では22試合で24ゴールと得点を量産し、同年11月に16歳10カ月でトップチームデビューを飾った。さらに昨年3月にはコパ・リベルタドーレスの試合でゴールを奪い、同大会におけるブラジル人最年少得点記録を樹立した。

17歳でレアル入団内定

ブラジルに現れた新たな“至宝”をヨーロッパのビッグクラブが放っておくはずもなく、バルセロナやレアル、リヴァプールなどが争奪戦を繰り広げた。そして昨年6月、レアルが移籍金4500万ユーロ(約53億円)での獲得を発表。国際移籍が可能な18歳の誕生日を待って、今夏にレアル・マドリードへの正式入団を果たした。

ネイマール+ロナウジーニョ
ロドリゴは左サイドを主戦場とするウイングであり、抜群のスピードとフットサルで鍛えたテクニックでDFを抜き去るプレーを得意とする。サントスの下部組織時代から、同クラブOBになぞらえて「小さなネイマール」と呼ばれており、本人も先輩のプレーを参考にしているという。また、トップ下として精度の高いボールを配給しチャンスを演出することもできることから、元ブラジル代表FWロナウジーニョ氏に例えられることもある。

アイドルはアザール
もっとも、本人のアイドルはエデン・アザールだという。ブラジル時代には、アザールの写真を携帯の待ち受け画面に設定していたほどだった(現在は不明)。だからこそ、レアルで新たなチームメイトになると知ったときには信じられない気持ちだったはずだ。渡西前のインタビューで「アザールに初めて会ったら何て声をかける?」と聞かれた際には、「とにかく、ものすごく緊張するだろうね」と答えていた。

U−21版バロンドールに最年少ノミネート
昨年、U−21版バロンドールとも言われる「コパ・トロフィー」の最終候補10名に、日本代表MF堂安律らと共に名を連ねた。17歳でのノミネートは最年少だった。さらに今年は、ヨーロッパで最も活躍した21歳以下の選手を決める「ゴールデンボーイ賞」の候補に選ばれている。ユヴェントスのマタイス・デ・リフトやアトレティコ・マドリードのジョアン・フェリックスの受賞が有力視されているが、今回のゴールを皮切りに印象的な活躍を続ければ、逆転受賞もあるかもしれない。

東京五輪世代
2001年生まれのロドリゴは、“東京五輪世代”のど真ん中。10月の国際親善試合に臨むU−22ブラジル代表メンバーにも選出されており、14日にはU−22日本代表と母国で対戦する。オリンピック出場権をかけた南米予選は来年1月からスタート。予選突破を果たすことができれば、レアルでも同僚のヴィニシウスと共に大会連覇を狙うブラジル代表のキーマンとなるだろう。久保も東京五輪出場が濃厚となっており、本大会では2人の直接対決が実現する可能性もある。

息子のために父は引退を決断
ロドリゴも若いが、父エリッキも若い。元日本代表MF長谷部誠と同じ1984年生まれで、元プロサッカー選手。右サイドバックとしてブラジル国内のクラブで活躍していたが、「息子のキャリアをサポートするため」にと34歳での現役引退を決断した。そんな父親はロドリゴにとっての憧れであり、幼少期の頃からサッカーのイロハ、プロとしての心構えなどを学んだという。

(記事/Footmedia)

サッカーキング

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