ランボルギーニ・スーパートロフェオ・アジアシリーズ 2017第5戦上海 レースレポート

2017年9月28日(木)15時4分 AUTOSPORT web

ランボルギーニ・スーパー・トロフェオ・アジアで、コッツォリーノとヤジドがタイトルを獲得


・クラッツィオ・レーシングが上海のレース1で勝利を収め、最終ラウンドを待たずしてチャンピオンに


・ブロイカーズとファーマーがPRO-AMクラスでふたたびスターに


・ハリアントがAMクラスで勝利し、アジアチャンピオンに


【2017年9月23日、サンタアガタ・ボロネーゼ/上海】
 ケイ・コッツォリーノとアフィク・ヤジドは、ランボルギーニ・スーパートロフェオ・アジアの誰もが認めるトップドライバーです。
 
 上海インターナショナル・サーキットで開催されたアジア・シリーズ第5戦で、クラッツィオ・レーシング・チームのクルーは、雨のなかのレース1において今シーズン連続8回目となる勝利を収め、最終ラウンドを残し、アジア・シリーズのチャンピオンになりました。

最終戦を前にシリーズチャンピオンを決めたクラッツィオ・レーシング(ケイ・コッツォリーノ/アフィク・ヤジト組)

 
 クラッツィオ・レーシング・チームのウラカン・スーパートロフェオ#11のハンドルを握るケイ・コッツォリーノは、ポールポジションからスタートし、最初のコーナーで#19のエドアルド・リベラティ(エンペラー・レーシング)と激しく競い合いましたが、ケイはリードを守り、単独トップに立ちました。


 そのすぐ後方には、エンペラー・レーシング・チームの2台が続きました。1台は#19のエドアルド・リベラティとアンドレア・アミーチ(ウラカンGT3で2016年GTアジア・シリーズを制覇)。
 
 もう1台は、#63の2015年と2016年にランボルギーニ・スーパー・トロフェオ・ワールド・チャンピオンとなった、パトリック・クジャラとデニス・リンドのクルーです。
 
 ドライバー交代後、アフィク・ヤジドがハンドルを握りました。そして#11のクラッツィオ・レーシングがレースをリードしたままチェッカーフラッグが振られ、同チームはふたたび勝利を収めました。
 
 そのすぐ後方で、#63のデニス・リンド(エンペラー・レーシング)は#3のアーサー・ヤノス(チーム・ラザルス)と激闘を繰り広げましたが、レースのファイナルラップで辛うじて2位でフィニッシュしました。
 
 ヤノスは、最初のスティントで非常に速い走りを見せたチームメイトのソエリーとともに、3位で表彰台に立ちました。4位はアミーチとリベラティが乗った#19のエンペラー・レーシングでした。


 PRO-AMクラスでは、レースの前半、#33のエベナルドとエスケリネン(ライパルト)が戦いを支配していましたが、ドライバー交代後、ヒーローとなったのは#37のリック・ブロイカーズ(GDLレーシング)でした。
 
 チームメイトのナイジェル・ファーマーから車両を引き継いだ後、リックはチャージを開始し、総合6位、PRO-AMカテゴリーの1位でフィニッシュしました。
 
 上海のレース1での勝利により、2017年のアジア・シリーズ最初のタイトルが確定しました。AMカテゴリーのスター、#69のアンドリュー・ハリアント(Xワン・レーシング・チーム)は、レース2で、ファイナルラウンドを残した状態でポイント上、チャンピオンになりました。
 
 イモラでは11月16日から19日まで、スーパートロフェオの三大陸シリーズの第6戦とランボルギーニ・ワールド・ファイナルが開催される予定です。
 
 ランボルギーニ・カップの戦いはまだ決着がついておらず、本日は、スパチャイ・ウェーラボールウォーンポンが#77のトップ・スピード・レーシング・チームで、ペトリ・コルセ・チームのイタリア人、ガブリエレ・ムローニを制して勝利を収めました。


ランボルギーニ・スーパー・トロフェオ・アジアの上海第2レースで、ヤノスとソエリーが勝利


・ラザルス・チームが今シーズン初勝利


・ブロイカーズとファーマーがふたたび勝利を収め、PRO-AMクラスでのリードを強固なものに


・ハリアントにとってAMクラスでのもう一つの勝利、そしてムローニはランボルギーニ・カップでの初勝利


【2017年9月24日、サンタアガタ・ボロネーゼ/上海】
 昨日、2017年ランボルギーニ・スーパートロフェオ・アジアのタイトルを確定させたケイ・コッツォリーノとアフィク・ヤジドの連勝は、上海ラウンドのレース2でストップしました。
 
 勝利を手にしたのは、アルトゥール・ヤノスとトビー・ソエリーのラザルス・チームでした。この二人の若いドライバーの今シーズン初勝利は、素晴らしいチームワークの賜物でした。両ドライバーの速く確固たるレースペースと、完璧なピット戦略によって、彼らは3番グリッドから勝利を収めることができました。

レース2を制したラザルス・チーム(アルトゥール・ヤノスとトビー・ソエリー組)

 
 大雨のためセーフティカーの先導でレースはスタート。いつものように序盤の数ラップの主役は、ポールポジションからのスタートを飾ったチャンピオンの#11のヤジドとコッツォリーノ(クラッツィオ・レーシング)でした。
 
 しかし、そのすぐ後方では、PRO-AMクラスの#37のリック・ブロイカーズ(GDLレーシング)と、#3のアルトゥール・ヤノス(ラザルス)の間で、予測のつかない戦いが展開されていました。
 
 最終的に、ブロイカーズは短時間コースアウトしたため、5位となってふたたび集団に合流しました。その時点でヤノスは首位を走るアフィク・ヤジドを絶妙なタイミングで追っており、そのままドライバー交替のためにピットウィンドウが開きました。
 
 ピットストップ後、#3のラザルス・チームは、今度は#11のコッツォリーノがハンドルを握るクラッツィオ・レーシングを相手にリード。すぐ後方では、コッツォリーノが#63のパトリック・クジャラ(エンペラー・レーシング)と、2番手、3番手を巡る激しい争いを展開していました。
 
 しかしチェッカーフラッグが振られる15分前、第12コーナーでバリアに突っ込んだため、クジュラのレースは終了となりました。ドライバーに怪我はなく、車両は素早く移動されましたが、タイヤウォールが損傷したため、レースは最終的にセーフティカー先導で終了することになりました。
 
 プロクラスの表彰台の最上段にはヤノス-ソエリーが上り、コッツォリーノ-ヤジドが第2位、そして最終的にイタリア人のアミーチとリベラティが、エンペラー・レーシング・チームのセカンドカーで第3位に入りました。
 
 全体として、ナイジェル・ファーマーとリック・ブロイカーズにとって、力強い第4位、そしてPRO-AMクラスの第1位となり、彼らは最終ラウンドを残した時点で、これまで以上に2017年チャンピオンシップタイトルに近づいています。
 
 GDLレーシングのクルーによる素晴らしいレースであり、この週末を通じてファーマーは確固たる第2スティントの走りを見せ、ブレーカーズはサーキットで最速のレーサーになりました。
 
 総合第5位そしてAMクラスの第1位となったことにより、2017年のタイトル獲得者、アンドリュー・ハリアント(土曜日のレース1で2017年AMチャンピオンとなる)とファン・ドユンは、もう1つの勝利を獲得しました。
 
 ランボルギーニ・カップでは、シリーズのリーダー、スパチャイ・ウェーラボールウォーンポンの前で、ペトリ・コルセのイタリア人、ガブリエレ・ムローニが、その実力にふさわしい勝利を獲得しました。
レース2 プロクラス表彰式

 
 ランボルギーニ・スーパートロフェオ・アジア、PRO-AM、ランボルギーニ・カップで与えられる、最後の2つのタイトルは、11月16日から19日までイタリアのイモラで開催する第6戦と最終戦で決定します。
 
 このイタリアのサーキットでは、ランボルギーニの他の大陸シリーズ(ヨーロッパと北米)最終戦、そして2017年スーパー・トロフェオ・ワールド・チャンピオンを決定するランボルギーニ・ワールド・ファイナルも開催されます。
 


ランボルギーニ・スーパートロフェオ・アジアシリーズ2017レースカレンダー


4月7〜9日 セパン(マレーシア)
5月19〜21日 ブリーラム(タイ)
6月23〜25日 鈴鹿(日本)
8月18〜20日 富士(日本)
9月21〜24日 上海(中国)
11月16〜17日 イモラ(イタリア)


ワールドファイナル


11月18〜19日 イモラ(イタリア)


ランボルギーニのレース活動に関する最新情報は、以下の公式ウェブサイト(スクアドラ・コルセ部門)をご覧ください。
https://squadracorse.lamborghini.com/


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