高木豊氏がセ・パの新人王を大予想!「架空の俺のチームがあったらほしいなぁ」高木氏も惚れ込む「逸材」とは!?

2022年9月28日(水)6時0分 ココカラネクスト

 今季の新人王争いについて、現役時代、横浜ベイスターズなどで活躍し、盗塁王やゴールデン・グラブ賞、ベストナインなどのタイトルを獲得、引退後もアテネオリンピック日本代表や、横浜でコーチを歴任してきた野球解説者の高木豊氏が、自身のYouTubeチャンネルで語った。

 プロ野球のシーズンも終盤に差し掛かって来たことで、優勝争いが激化する一方で選手たちの個人タイトル争いにも拍車がかかっている。その中でも、毎年話題に上がる新人王争いが今年も白熱しているようだ。

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 新人王の資格は、支配下登録から5年以内が原則。さらに投手は前年までに一軍公式戦で投球回数が30イニング以内、打者は一軍の打席数が前年までに60打席以内というルールだ。

 その資格を持つ多くのルーキーたちが今年も活躍を見せた。特に熾烈なタイトル争いを繰り広げているのがセ・リーグ。高木氏は、候補として中日・高橋宏斗投手、ヤクルト・長岡内野手、木澤投手、巨人・大勢投手、阪神・湯浅投手の5選手の名前を挙げた。

(成績はすべて9月25日時点)

 ここまで18試合に登板し、6勝6敗、防御率2・26の中日・高橋宏斗に関しては、「普通に考えたら2桁勝利に王手かけててもいいくらいの投手。10勝していたら、彼がとるかなってくらい」と今季はプロ2年目にして成長に目を見張るものがあるとし、内容的には1番だと評価。

 ヤクルト・長岡は、今季は133試合に出場し、打率.244、119安打、8本塁打の成績を残した。プロ3年目にして遊撃のポジションを獲得、リーグ連覇に貢献した。野手でただ一人候補に挙がってきたことを評価。「シーズン通して凄く成長した。ヤクルトの守りのかなめは長岡」と、現役時代ゴールデン・グラブ賞を獲得した高木氏の目から見ても、長岡の守備は著しく成長したようだ。さらに同じヤクルトからは54試合に登板し、中継ぎとして8勝3敗、防御率3.03のヤクルト・木澤についても「目立たないけど8勝していて勝ち運のある投手で捨てがたい」と評価した。

 ほかにも今年の注目株には巨人のルーキー守護神、大勢もいる。ここまで55試合に登板し、36セーブ、防御率1・96と安定感は抜群。56試合に登板し、40ホールド、防御率1・15と同じく抜群の安定感を誇る阪神の湯浅、この2人の成績が突出しているという意見は多い。また、大勢に関しては、数字に表れない部分にも注目。

「クローザーのしんどさはやった人じゃないと分からない。セットアッパーとクローザーのプレッシャーは全く違う」と、新人ながら守護神の座を守りきったメンタルの強さも高く評価した。今季がプロ4年目の湯浅についても「この成績は素晴らしい」と褒めることも忘れなかった。

 この二人の活躍はやはり頭一つ抜けた数字を残しているとし、大勢がセーブ王、また湯浅がホールド王とタイトルを獲れるか、否かで結果は変わるとして、両選手どちらがとってもおかしくないと予想した。

 さらにパ・リーグの新人王については、「水上一択じゃない?」と59試合に登板し、30ホールド、防御率1.78の成績を残している西武・水上投手の名前を真っ先にあげ、「立派な数字を残している」と2年目右腕を高く評価した。

 さらに日ハム・北山投手に関しても「彼はBIGBOSSの下でいい勉強をしたと思うよ」と話し、ほかにもソフトバンクのルーキー、野村勇についても言及。「彼は良いなぁ。足も速いしパンチ力もあるし。架空の(自分の)チームがあったらほしいなぁ(笑)」と、その能力の高さに惚れ込んだ様子。94試合に出場し、打率・240、10本塁打、25打点。社会人を経て入団。ルーキーイヤーながら、適応力の高さを示した。

 その他にも、セ・パ両リーグ多くの選手たちの活躍にふれた高木氏。動画の最後には、「新人王」の投票権を持つ記者たちに「しっかり選んでほしい」と語っていた。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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