松下信治がFIA-F2レース2のトップ争いで大クラッシュに巻き込まれ病院に緊急搬送【F1ロシアGP】
2019年9月29日(日)18時35分 AUTOSPORT web

F1ロシアGPが開催中のソチで行われたFIA-F2のレース2で、ホンダの若手ドライバーとして参戦している日本の松下信治(カーリン)がオープニングラップで大クラッシュに見舞われ、レースは赤旗中断。命に別状はないとの情報があるが、病院に緊急搬送された松下の安否が心配されている。
9月29日の日曜、現地時間の11時20分よりスタートしたFIA-F2、前日のレース1で6位フィニッシュしていた松下はリバースグリッドとなるレース2で3番手からスタート。
スタート自体はクリーンだったが、ポールスタートのニキータ・マゼピン(ART)と2番手スタートのジャック・エイトケン(カンポス)がスタート直後の右直角の第2コーナーで絡み、その脇を抜けてトップに立つかに見えた松下のマシンにコントロールを失ったマゼピンのマシンが激突。
松下は高速コーナー中で速度域が高い状態で右正面からクラッシュバリアに激突。そこにマゼピンのマシンがセカンドインパクトになるような形で、松下のマシンの左側からクラッシュしてしまった。
レースはすぐにセーフティカーが入り、その後、赤旗中断。マゼピンはマシンを降りて歩く姿が映されたが、松下は映像では確認できずに安否が気遣われている。
FIA F2の公式ツイッター、そして関係者の情報によると、松下はマシンから救出されて病院に運ばれた模様。意識はあって命の別状はないとのことだが、背中を強打しているとの情報がある。
FIA-F2では8月末に行われたベルギーのスパ・フランコルシャン・サーキットで、フランス人ドライバーのアントワーヌ・ユベールがレース中の不慮の多重クラッシュで亡くなっており、約1カ月後の今回のレースでの大クラッシュに松下を心配する声が上がっていた。
松下の続報があり次第、すぐにお知らせしたい。
Both Nobuharu Matsushita and Nikita Mazepin are being transferred to hospital. Neither driver suffered fractures as a result of the Lap 1 incident pic.twitter.com/H7ZXfW3JeE
— Formula 2 (@FIA_F2) September 29, 2019