約3年ぶりのバルサ戦へ…S・ラモスの高揚「彼らは最高のクラブ。だから余計にモチベーションが上がる」

2023年9月29日(金)13時32分 サッカーキング

バルセロナ戦に向けた決意を語ったS・ラモス [写真]=Getty Images

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 セビージャのDFセルヒオ・ラモスが、29日に行われるラ・リーガ第8節バルセロナ戦に向けた決意を語った。28日、クラブ公式サイトが伝えている。

 昨シーズン終了後にパリ・サンジェルマン(PSG)を退団したセルヒオ・ラモスは今夏、18年ぶりとなるセビージャ復帰を果たした。多くの思いを抱え、愛する故郷のクラブに帰ってきた“カマスのファラオ”は、開幕から未勝利が続いていたチームのディフェンスラインの核として、復帰戦となった第5節ラス・パルマス戦で、今シーズン初勝利に導いた。直近2試合は負傷により欠場(アルメリア戦はベンチ入り)となったものの、ピッチ内外で絶大な影響力を与えるS・ラモス復帰以降は、公式戦4試合で2勝2分とチーム状態は上向きだ。

 まず、S・ラモスは「調子は悪くない。むしろ、その逆だね。ただ、バカンスから戻ってきたときは、いくらトレーニングをしても、試合を重ねなければならない。徐々に出場時間を増やし、リズムを作り、スピードを上げていく過程が重要」と告白。続けて「僕は元気だし、トレーニングにも参加している。グループのダイナミズムのなかにいて、出場時間や試合数を積み重ねているところだ」と段階を踏んでいる最中であることを明かした。

 またS・ラモスは、序盤戦の出遅れの原因を指摘。今夏の移籍市場ではスポーツディレクターの交代もあり、チーム編成がスムーズにいかなかったことを挙げた同選手は「クラブにとっては、選手の出入りが激しい夏だった。グループを全て閉じてから、ひとつにまとまり、目標を設定し始める必要がある。僕が到着してから2週間、この期間を利用してグループとして働き、良い結果を出すためにすべてをひとつにすることができた。今後は、これを維持するために努力しよう」と省察。さらに「(26日のアルメリア戦は)すべてが完璧にうまくいった日。ホームでセビジスタと一緒に戦えたという事実も相まってね。何もかもが、有利に働いた。それに、このチームを信じるに足るものを、選手とセビジスタに与えられたことも非常に良いこと」とターニングポイントになったと語った。

 尻上がりに調子を上げているセビージャの次戦は29日で、S・ラモスにとっては因縁深いバルセロナ戦だ。改修工事のため『カンプ・ノウ』ではなく、『モンジュイック』で行われる一戦を前に「チャンピオンズリーグでもそうであったように、彼らは最高のクラブ。だから、余計にモチベーションが上がるんだ。このようなライバル関係は、いくら望んでいなくても全てがプラスに働く」としつつ、「バルセロナはラ・リーガでもチャンピオンズリーグでも優勝候補で、彼らに勝つことは感情的な面でもボーナスになる。たとえ、スタジアムが違っても、バルセロナの選手であることに違いはないから、全力を尽くすよ」と決意を示している。

 レアル・マドリード在籍時代には何度もバルセロナと死闘を繰り広げてきたが、S・ラモスにとっては2020年10月以来となる因縁の対戦で、どのような活躍を見せてくれるのだろうか。

サッカーキング

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