雨により赤旗終了の決勝レース、M.マルケスが今季初の表彰台を獲得。優勝はマルティン/MotoGP第14戦日本GP

2023年10月1日(日)16時28分 AUTOSPORT web

 10月1日、MotoGP第14戦日本GPの決勝レースが栃木県のモビリティリゾートもてぎで行われ、MotoGPクラスは雨により赤旗終了となり、ホルヘ・マルティン(プリマ・プラマック・レーシング)が優勝した。2位はフランセスコ・バニャイア(ドゥカティ・レノボ・チーム)、3位はマルク・マルケス(レプソル・ホンダ・チーム)が3獲得して、2023年シーズン初の表彰台を獲得している。


 決勝日の朝は雨となり、MotoGPクラスのウォームアップの時点では路面にウエットパッチが残る状況だった。ライダーたちは10分間のセッションのなかで、バイクの乗り換え練習などを行っていた。


 Moto3、Moto2クラスの決勝レースはドライコンディションで行われたが、MotoGPクラスの決勝レースが始まる前に雨が降り始める。全ライダーはスリックタイヤでスタートしたが、スタート直後にホワイトフラッグが提示され、バイクの乗り換えが可能となった。


 2周目にはライダーたちが続々とピットインしてレインタイヤを履いたバイクに乗り換える。4周目にはミケーレ・ピロ(ドゥカティ・レノボ・チーム)とフランコ・モルビデリ(モンスターエナジー・ヤマハMotoGP)を除くライダーがレインタイヤを履いたバイクに乗り換えた。


 5周目には実質トップだったアレイシ・エスパルガロ(アプリリア・レーシング)がコース上でも1番手となる。2番手はフランセスコ・バニャイア(ドゥカティ・レノボ・チーム)、3番手はホルヘ・マルティン(プリーマ・プラマック・レーシング)。その後ろには4番手としてマルク・マルケス(レプソル・ホンダ・チーム)が続く状況だ。


 しかし6周目、マルティンが11コーナーのブレーキングでアレイシ・エスパルガロとバニャイアを次々にパス。バニャイアもアレイシ・エスパルガロをかわして、2番手に浮上した。これにより、トップはマルティン、2番手がバニャイアとなり、ふたりは後方を引き離していく。


 3番手を走っていたアレイシ・エスパルガロは7周目にマルコ・ベゼッチ(ムーニーVR46レーシング・チーム)などにかわされ、後退。バニャイアの1.5秒後方の3番手にベゼッチ、4番手にミゲール・オリベイラ(クリプトデータRNF・MotoGPチーム)、5番手にマルク・マルケス(レプソル・ホンダ・チーム)が続く。


 4番手のマルケスは、じりじりと3番手に迫ると、12周目の11コーナーのブレーキングでベゼッチをオーバーテイク。激しい水しぶきが上がる難コンディションのなか、マルケスが3番手に浮上した。マルケスは、さらにバニャイアにも迫るが、13周目でレッドフラッグが提示され、レースは中断となった。


 約25分の中断の後、レース再開がアナウンスされたが、サイティングラップで再び赤旗提示。そのままレース終了となった。予定されていた距離の50パーセント以上を完了したため、フルポイントが付与される。


 この結果、優勝はマルティン、2位はバニャイア、3位はマルケスが獲得した。マルティンは日本GPでスプリントレース、決勝レースともに制したことになる。マルケスは、今季初の表彰台獲得となった。


 4位はベゼッチ、5位はアレイシ・エスパルガロ。ファビオ・クアルタラロ(モンスターエナジー・ヤマハMotoGP)は10位、中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)は11位でレースを終えている。

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