MotoGP第15戦アメリカズGP:バニャイアが3戦連続のポールポジション獲得。中上貴晶は2列目に並ぶ

2021年10月3日(日)5時5分 AUTOSPORT web

 MotoGP第15戦アメリカズGPの予選がサーキット・オブ・ジ・アメリカズで行われ、MotoGPクラスはフランセスコ・バニャイア(ドゥカティ・レノボ・チーム)が3戦連続となるポールポジションを獲得。中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)は2列目5番グリッドを獲得した。
 
 フリー走行3回目は気温25度、路面温度29度のドライコンディションで始まった。このセッションでも序盤にトップに立ったのは、初日を制したマルク・マルケス(レプソル・ホンダ・チーム)だった。その後、中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)がトップタイムを記録する。中上は残り時間20分を切って、さらに自分のトップタイムを更新。トップをキープした。
 
 しかし残り時間13分、中上のトップタイムをジャック・ミラー(ドゥカティ・レノボ・チーム)が更新し、ミラーがトップに浮上する。
 
 セッション終盤、残り時間2分を切って、トップにつけていたミラーが再びタイムを更新。2分2秒923を記録する。2番手につけていた中上も自己ベストを更新するも、ミラーのタイムには届かない。
 
 ミラーはそのままトップでフリー走行3回目を終えた。2番手は中上、3番手は終盤にタイムを更新したアレックス・リンス(チーム・スズキ・エクスター)で、マルク・マルケス(レプソル・ホンダ・チーム)は4番手。5番手はヨハン・ザルコ(プラマック・レーシング)だった。
 
 フリー走行4回目でもミラーがトップ。2番手はジョアン・ミル(チーム・スズキ・エクスター)がつけた。ミルはセッション序盤にマシントラブルに見舞われピットに戻ったが、再び走行に加わって2番手タイムを記録している。3番手はフランセスコ・バニャイア(ドゥカティ・レノボ・チーム)、4番手がザルコ、ファビオ・クアルタラロ(モンスターエナジー・ヤマハMotoGP)は5番手。中上は6番手だった。


■予選でバニャイアがポール獲得。M.マルケスが今季初のフロントロウ


 予選Q1は気温29度、路面温度38度のドライコンディションでスタート。ミル、ミゲール・オリベイラ(レッドブル・KTM・ファクトリーレーシング)、バレンティーノ・ロッシ(ペトロナス・ヤマハSRT)などの面々がQ1から予選に臨んだ。
 
 序盤にトップタイムをマークしたのはミルだった。2番手にはフランコ・モルビデリ(モンスターエナジー・ヤマハMotoGP)がつけて、セッションは後半の時間帯に入る。
 
 ミルはタイムをさらに詰めてトップを堅守。しかし、そのタイムをルーキーのルカ・マリーニ(スカイ・VR46・アビンティア)が上回る。マリーニは2分3秒410をマークしてQ1をトップで終えた。2番手はミルで、このふたりがQ1突破を果たした。
 
 続いて行われたQ2では、ホルヘ・マルティン(プラマック・レーシング)がトップタイムマークをしたが、そのタイムをマルク・マルケスが更新。マルク・マルケスがトップ、2番手がマルティン、3番手が中上で、各ライダーは後半のアタックに入った。
 
 ここでトップタイムを叩き出したのがバニャイアで、2分2秒781でトップに立つ。2番手につけていたクアルタラロは、最後のアタックで自己ベストタイムを刻んでいたが、セクター4でタイムを落とし、2番手にとどまった。
 
 この結果、バニャイアがポールポジションを獲得。3戦連続のポールシッターとなった。2番手はクアルタラロで、チャンピオンシップのランキングトップのクアルタラロとランキング2番手のバニャイアがフロントロウに並ぶことになった。
 
 フロントロウ最後の一角、3番手はマルク・マルケス。得意なサーキット・オブ・ジ・アメリカズで今季初のフロントロウを獲得している。4番手はマルティン、中上は5番手で2列目に並ぶことになった。また、Q1からQ2に進出したルーキーのマリーニは、9番グリッドを獲得している。
 
 フリー走行3回目、4回目でトップタイムだったミラーは10番手に終わった。ロッシは終盤に転倒を喫してQ1で10番手。20番グリッドから決勝レースを迎える。

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