「一生懸命だった」中国メディアが日本戦で暴挙連発の北朝鮮代表を“擁護”!? 「見習うべきお手本」と異論【アジア大会】

2023年10月3日(火)11時0分 ココカラネクスト

韓国に敗れた中国。彼らは同時刻に行われていた日本戦でタフな戦いを見せた北朝鮮を擁護した。(C)Getty Images

 中国・杭州で開催されている「アジア大会」。その男子サッカー準々決勝で起きた北朝鮮代表の“蛮行”に批判の声が止まらない。

 そもそもイエローカード6枚が提示される荒れ模様の試合だった。しかし、最も物議を醸しているのは、試合終了直後の振る舞いだった。

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 主審が試合終了を告げる笛を鳴らすと、1-2で敗れた北朝鮮の選手たちは審判団を取り囲むようにして猛抗議。鬼の形相で詰め寄ると、ジャッジに対するフラストレーションを爆発させたのだ。このとき、数人の選手が手をあげようとしたため、大会スタッフが制止。場内が騒然となる異例の事態となった。

 国際舞台で醜態を晒す形となった北朝鮮。若気の至りでは収まらない暴挙には、世界的な批判が集まった。地元・中国のスポーツメディア『捜狐』は、試合中のプレーぶりも含めて「とんでもない行為だ!」と指摘。「日本と北朝鮮の試合で非常に物議を醸すシーンがあったことは言及しておく価値がある」と問題視した。

 一方で、日本と終盤まで互角に渡り合ったパフォーマンスそのものを擁護するメディアもある。スポーツメディア『新浪体育』は「北朝鮮のクレイジーなプレーで日本は終盤まで抑え込まれた。彼らはタフだった」と肉弾戦を挑んだ北朝鮮イレブンを称賛。同時刻に行われた韓国戦に0-2で敗れた母国代表を引き合いに出し、次のように続けた。

「実力伯仲の試合になると予想されたが、日本は最初の20分は北朝鮮に抑え込まれた。北朝鮮チームの果敢に戦う姿勢には“タフガイ・サッカー”が備わっており、我々のサッカー代表が見習うべきお手本でもあった。序盤から最前線からプレスをかけた北朝鮮に日本は苦戦していた。自陣ですらパスを回すのは困難な場面が見られた。間違いなく北朝鮮の選手たちは勝利のために『一生懸命』だったのだ」

 たしかに北朝鮮は身体を張ったプレーで、地力に勝る相手に応戦。日本のイレブンもてこずる場面は見られた。しかし、ラフプレーやSNS上で「スポーツをする資格はない」とまで言われた審判に対する暴挙はいただけない。批判は当然だろう。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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