神戸、横浜FMとの撃ち合いを制す! イニエスタPK弾や古橋ミドル弾などで4連勝!
2020年10月4日(日)17時57分 サッカーキング
今シーズン3度目となる両チームの対戦。これまでゼロックス杯とリーグ戦で対戦した際は、いずれも3ー3と共に点を取り合う展開となった。そして直近の試合は横浜FMが5試合無敗、神戸が3連勝中と互いに好調を維持しており、注目が集まる一戦となった。
幸先よく先制したのは横浜FMだった。3分、敵陣深く右サイドへ抜け出したDF小池龍太がクロスを供給すると、中央で待っていたFWエジガル・ジュニオが右足でボレーシュート。これがゴールネットに突き刺さり、ホームチームがいきなりリードを奪う。
しかしその4分後、神戸も1点を返す。自陣からDF西大伍のスルーパスを引き出し横浜FMのハイラインを突破したFWドウグラスが、ドリブルで持ち込みGK梶川裕嗣と1対1の状況に。ドウグラスは冷静に梶川をかわし、ゴールへ流し込んだ。
すぐさま追いついた神戸はその3分後、FW郷家友太がペナルティエリア内で倒されPKを獲得。これをMFアンドレス・イニエスタがゴール左へ決め、あっという間に神戸が逆転に成功した。なお、イニエスタはこれで2試合連続の得点となった。
その後は横浜FMが押し込み神戸が凌ぐ展開となる。また横浜FMのE・ジュニオなどにチャンスが訪れるも、両チームともに得点を決めることができない。前半は1ー2と神戸が1点リードで折り返す。
迎えた後半、次にゴールネットを揺らしたのは神戸だった。56分、カウンターからドリブルで敵陣を進んだFW古橋亨梧が、ペナルティエリア手前中央から右足でミドルシュート。これがゴール左に決まり、神戸はリードを2点に広げた。古橋はこれでキャリアハイとなるリーグ戦11得点を記録した。
得点を目指す横浜FMはその後、FWジュニオール・サントス、FW前田大然、FWオナイウ阿道と前線3人を同時に交代。得点への姿勢を強める。
しかし神戸もGK前川黛也を中心に堅い守備を見せ、得点を許さず。そしてこのまま試合終了かと思われた後半アディショナルタイム、横浜FMは敵陣ゴール前で怒涛のシュートを見せ、最後はこぼれ球を拾った小池がペナルティエリア右からゴール上へボールを突き刺した。ついに1点差となる。
ただスコアは2ー3でタイムアップを迎え、神戸はこれでリーグ戦4連勝を飾った。三浦淳宏監督としては無傷の3連勝となった。
次節、横浜FMはルヴァン杯準決勝を挟み大分トリニータと、神戸はアウェイで柏レイソルと対戦する。
■スコア
横浜F・マリノス 2ー3 ヴィッセル神戸
■得点者
3分 1ー0 エジガル・ジュニオ(横浜F・マリノス)
7分 1ー1 ドウグラス(ヴィッセル神戸)
11分 1ー2 アンドレス・イニエスタ(ヴィッセル神戸)
56分 1ー3 古橋亨梧(ヴィッセル神戸)
90+3分 2ー3 小池龍太(横浜F・マリノス)