横浜FMが“完全アウェイ”の中で勝ち点「3」を獲得! 山東泰山に1-0で今大会初勝利

2023年10月3日(火)22時57分 サッカーキング

決勝点を決めた水沼宏太(画像は9月10日ルヴァン杯・札幌戦)[写真]=金田慎平

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 AFCチャンピオンズリーグ(ACL)・グループG第2節が3日に行われ、山東泰山(中国)と横浜F・マリノス(日本)が対戦した。

 ACL初戦となった仁川ユナイテッド(韓国)戦で、2−4と悔しい敗戦を喫した横浜FM。グループリーグ突破に向け、まずは1勝が欲しい今節は、9月29日のヴィッセル神戸戦からスタメンを6人入れ替えて勝利を狙う。

 試合は、序盤から球際で激しいデュエルが連発する強度の高い展開に。29分には、角田涼太朗からのパスをピッチ中央で受けた水沼宏太がドリブルで持ち運び、浮き球のスルーパスを供給。DFラインの背後に抜け出したナム・テヒがGKと1対1の局面を迎えたものの、シュートはゴールカバーに入ったセンターバックのシ・ケが、間一髪でかき出した。

 攻勢を強める横浜FMは、37分に左サイドでボールを持ったエウベルがドリブルを開始すると、ナム・テヒとのワンツーでボックス内に侵入。DF2人を引きつけながらゴール前にクロスを送ると、フリーで待ち受けていた水沼が豪快に決め切り、横浜FMが先制に成功した。

 対する山東泰山は、ホームに駆けつけた大観衆の声援を受け、最前線に起用されたベルギー代表MFマルアン・フェライニを中心に攻撃を仕掛けるが、目立ったチャンスを作れない。

 しかし、後半最初に決定機を迎えたのは山東泰山だった。49分に中盤でボールを奪取すると、ペナルティエリア付近までドリブルしたクリサンが、右足で狙い澄ましたコントロールショットを放つ。シュートはカーブを描きながらゴールに向かうが、ポストに弾かれ得点には至らない。

 すると、ピンチを凌いだ横浜FMがそのままロングカウンターを仕掛け、エウベルがハーフライン近辺に残っていたナム・テヒに、長い距離のスルーパスを送る。完全にフリーとなった状況でボックス内までボールを運び、横パスを受けた植中朝日が冷静にネットを揺らした。しかし、ナム・テヒの抜け出しがオフサイドの判定となり、ゴールは取り消しとなってしまった。

 87分には、横浜FMにとって最大のピンチが訪れる。右サイドで山東泰山にFKを与えると、モイゼスの右足から放たれたクロスに、クリサンがヘディングで合わせる。タイミングを外されたGKの一森純は倒れながらシュートを見逃し、万事休すかと思われたが、ボールはポストに直撃。こぼれ球を松原健がクリアし、事なきを得た。

 結局、試合はそのまま1−0で終了し、横浜FMが勝利。今大会初白星を飾った。次節は25日に行われ、横浜FMはホームでカヤFC(フィリピン)と対戦する。

【スコア】
山東泰山 0−1 横浜F・マリノス

【得点者】
0−1 37分 水沼宏太(横浜FM)

サッカーキング

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