ハメス、スアレス、クルゼフスキ…移籍後即ゴールを挙げた選手たち
2020年10月5日(月)17時50分 サッカーキング
[写真]=Getty Images
ハメス・ロドリゲス(エヴァートン)
レアル・マドリード時代のうっ憤を晴らすかのように新天地で躍動。トッテナムとのプレミアリーグ開幕戦で最多5度の決定機を演出すると、デビュー2戦目となった9月19日の第2節ウェストブロムウィッチ戦で初ゴールをマークした。その後も勢いは止まらず、今季出場した公式戦5試合で3ゴール3アシストを記録。まさに華麗なる復活を遂げた。
ディオゴ・ジョッタ(リヴァプール)
ウルヴァーハンプトンから加入したポルトガル代表FWは、9月28日に行われたプレミア第3節アーセナル戦で移籍後初ゴールをマーク。79分から出場すると、わずか10分足らずでネットを揺らした。ユルゲン・クロップ監督も新戦力の活躍にご満悦で、試合後には「彼はトップ・ガイ」とコメント。南野拓実とのポジション争いにも要注目だ。
オリー・ワトキンス(アストン・ヴィラ)
昨季チャンピオンシップ(2部)の得点王に輝いた実績は伊達ではなかった。2部のブレントフォードからクラブ史上最高額となる移籍金でアストン・ヴィラに加入すると、4日に行われたプレミア第4節リヴァプール戦で王者相手にハットトリックを達成。その得点パターンも左足、右足、ヘディングとすべて異なっていた。イングランド生まれ、下部リーグ育ちの25歳から今後も目が離せない。
ルイス・スアレス(アトレティコ・マドリード)
新天地でのデビュー戦で最も強烈なインパクトを残した選手の一人が、今夏バルセロナからアトレティコ・マドリードに移籍したスアレスだろう。9月27日のリーガ・エスパニョール第3節グラナダ戦で、後半26分から出場すると2ゴール1アシストをマーク。データ会社『Opta』によると、21世紀に入って、リーグデビュー戦で得点とアシストの両方を記録したアトレティコ史上初の選手になったという。
ルイス・ミジャ(グラナダ)
今夏、スペイン2部のテネリフェからグラナダに加入すると、アスレティック・ビルバオとのリーグ開幕戦で1部デビューを飾り、ゴールまで奪った。かつてバルセロナとレアル・マドリードの両クラブでプレーした同姓同名の父も、36年前の1部デビュー戦で得点を挙げており、親子二代続けての偉業達成。ラ・リーガによる9月の月間最優秀選手候補にも名を連ねた。
デヤン・クルゼフスキ(ユヴェントス)
セリエA10連覇を狙うユヴェントスの今季第1号ゴールを挙げたのが、新戦力のクルセフスキだった。今夏に正式加入を果たした20歳のスウェーデン代表MFは、サンプドリアとの開幕戦で先制点をマーク。アンドレア・ピルロ新監督に初勝利をプレゼントした。母国の名将、スベン・ゴラン・エリクソン氏も「ズラタン(・イブラヒモヴィッチ)のレベルまで到達する可能性がある」と太鼓判を押す。
アクラフ・ハキミ(インテル)
武者修行先のドルトムントで大ブレイクを果たしたハキミは、レアル・マドリードから完全移籍を果たしたインテルでも早速、欠かせない存在となっている。9月30日に行われたセリエA第1節延期分のベネヴェント戦では、開始1分足らずでロメル・ルカクの先制点をアシスト。42分には移籍後初得点を挙げた。代表ウィーク明けには宿敵ミランとの“ミラノ・ダービー”が待ち受けているが、どんな活躍を見せるのか、今から楽しみだ。
ペドロ・ロドリゲス(ローマ)
チェルシーとの契約が満了し、ローマへフリーで移籍することが決まったペドロ。これがセリエA初挑戦となるが、開幕から3試合連続で先発出場を果たすと、3日の第3節ウディネーゼ戦で目の覚めるようなミドルシュートを叩き込んだ。この移籍後初ゴールが決勝点となり、チームは今季初の勝ち点3を獲得。33歳のベテランは「スクデット(リーグ優勝)も絶対に無理というわけではない」と今後の意気込みを語っている。
レロイ・サネ(バイエルン)
右ひざのケガで戦線離脱が発表されたサネだが、彼もまたデビュー戦で得点を挙げた選手の一人だ。8−0と大勝したシャルケとのブンデスリーガ開幕戦で、7点目のゴールを記録した。幸先の良いスタートを切ったかに思われただけに、今回の負傷は残念でならないが、ポテンシャルの高さは誰もが認めるところ。バイエルンの新10番にふさわしい活躍を期待したい。
アレッサンドロ・フロレンツィ(パリ・サンジェルマン)
9月にローマからパリ・サンジェルマンへのレンタル移籍が決まると、早速チームにフィット。加入発表から2日後のマルセイユ戦で先発デビューを果たし、2日のリーグ・アン第6節アンジェ戦で技ありの浮き球シュートを決めて6−1の大勝劇に貢献した。また、4日に期限付きでの加入が決まった同胞のモイーズ・キーンは「フロレンツィが僕を説得してくれた」とコメントし、“エージェント”としての役割も果たしていたことが明らかとなった。
(記事/Footmedia)