不振セビージャ、ついに監督交代を決断か…かつて指揮したサンパオリ氏の再招聘で合意とも

2022年10月5日(水)16時34分 サッカーキング

セビージャがロペテギ監督(左)の解任とサンパオリ氏(右)の再招聘を決断か [写真]=Getty Images

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 調子の上がらないセビージャが、ついに監督交代に踏み切るようだ。5日、アメリカメディア『ESPN』が報じている。

 同メディアによると、フレン・ロペテギ監督を解任し、後任として2016−17シーズンにセビージャで指揮を執ったホルヘ・サンパオリ氏の再招聘で合意に達したとのこと。契約期間は2年間となる予定。また、ロペテギ監督のラストゲームは5日のチャンピオンズリーグ(CL)のグループステージ第3節ドルトムント戦で、その試合後の夜もしくは翌日6日の朝に解任の発表が予定されていると『ESPN』は伝えた。

 サンパオリ氏は現在62歳。南米の複数クラブで指揮を執った後、2012年からチリ代表監督に就任。2014年のブラジル・ワールドカップではスペインとオランダが同居するグループを突破し、開催国ブラジルともPK戦までもつれる接戦を演じるなど、ベスト16進出の躍進を遂げた。2016−17シーズンは前述の通り、セビージャで指揮を執り、CLベスト16とリーグ戦4位進出を果たした。2021年からはマルセイユの指揮官に就任し、昨シーズンは2位でCL出場権獲得に導いたが、今季開幕前に退任していた。

 また、ロペテギ監督は現在56歳。2014年からポルトの監督を務め、2016年からはビセンテ・デル・ボスケ氏の後を継いでスペイン代表を指揮。しかし、ロシア・ワールドカップを直前に控えた2018年6月12日に、2018−19シーズンからのレアル・マドリード監督就任を発表すると、スペイン・サッカー協会から「2重契約」であることを理由に解任されることとなった。また、R・マドリードでも不振に陥り、バルセロナとのエル・クラシコで大敗したのを最後に解任され、4か月の内に代表とクラブでそれぞれクビを切られるという不名誉な事態となってしまった。2019年からはセビージャで指揮を執り、そのシーズンではヨーロッパリーグ(EL)で優勝。3シーズン連続でCL出場権の獲得も達成したが、主力CBのジュール・クンデとジエゴ・カルロスを引き抜かれた今季は1勝2分4敗のラ・リーガ17位に沈んでいる。

 昨季まででは考えられないような不振に陥り、ついに決断を下しそうなセビージャ。サンパオリ再登板は、復活の特効薬となるか。

サッカーキング

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