「スッキリした負け方」 河本結は逃げ切りならずも…復活V以来のトップ10入り
2024年10月6日(日)17時1分 ALBA Net
<スタンレーレディスホンダ 最終日◇6日◇東名カントリークラブ(静岡県)◇6610ヤード・パー72>
逃げ切りで今季2勝目を狙った河本結は2打差の2位タイに終わった。単独首位でサンデーバックナインに入るも、伸ばしきれずに3バーディ・1ボギーの「70」でプレー。だが「後半伸ばせなかったのが反省。ふたりと競れて楽しかったです!」と笑顔で振り返った。
佐藤心結、尾関彩美悠との最終日最終組で、終盤まで競り合った。悔やむのは11番パー5。3パットのボギーを喫し、後続に並ばれた。「きょうはずっと(パッティングを)打ち過ぎていて、欲と自分のタッチのコントロールができなかった。ショートだけはイヤだという思いと、タッチを合わせるイメージで葛藤しながらでした。練習しなきゃダメですね」と、いい流れを生み出すことができなかった。
15番では「めちゃくちゃ気持ちよかったです。声援で入りました」という下り5メートルのスライスラインを決めた。ここで河本、佐藤、尾関の3人が首位に並んだが、そこから一歩抜け出したのは佐藤だった。チップインや10メートルのロングパットを決めるなど、14番から4連続バーディで一気に抜き去り、優勝をかっさらっていった。
「やり切った感はある。勝負には運とかも必要だし、(佐藤には)いいプレーがつまっていた。スッキリした負け方です。自分も全力だし、それを彼女が超えたから。“おめでとうございます”と心から思うし、優勝に向けて足りない部分があると感じました」
5年ぶりに復活優勝を果たした8月の「NEC軽井沢72ゴルフ」以来、6試合ぶり(うち1試合は途中棄権)のトップ10入りだ。「残りの試合で勝てるように準備していけたら。こうやって優勝争いをしてたくさんの人の前でプレーできて、マジで楽しかったです!」。清々しい表情で次戦を見据えた。(文・笠井あかり)
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