トヨタ、ル・マンで鍛えたハイブリッド技術搭載のFRクーペ『GR HVスポーツ コンセプト』を初公開

2017年10月6日(金)18時22分 AUTOSPORT web

 トヨタ自動車は、10月25日から11月5日まで東京ビッグサイトで開催される『第45回東京モーターショー2017』において、スポーツカーと環境技術を融合したクルマの楽しさを提案するFRクーペ『GR HVスポーツ コンセプト』をワールドプレミアする。


 今年9月に新たなスポーツブランドして設立された『GR』の名を冠するGR HVスポーツコンセプト。


 力強さを感じさせるマットブラックを纏うその外観にはTOYOTA GAZOO RacingがWEC世界耐久選手権のLMP1クラスに投入しているハイブリッドレーシングカー『トヨタTS050ハイブリッド』からインスパイアされたデザインが、LEDヘッドライト、アルミホイール、リヤデュフューザーなどの各所に取り入れられた。

GR HV SPORTS concept

 
 また“HVスポーツ”の名のとおり、パワートレーンにハイブリッドシステムを搭載。こちらもエクステリアデザインと同様に過酷な耐久レースを戦うTS050ハイブリッドで鍛え上げられたTHS-R(TOYOTA Hybrid System-Racing)がフィードバックされている。


 さらに、GR HVスポーツ コンセプトは今なお人気の高い『スープラ』やヨハタチとして広く知られる『トヨタスポーツ800』にも設定されたトヨタ伝統のエアロトップスタイルを受け継ぎ、オープンスポーツの開放感や爽快感を感じることが可能だという。

シフトノブに設置されたスタートスイッチ


 インテリアではボタンひとつの操作でオートマチック車でありながら6速マニュアル車のようなシフト操作を楽しめるHパターンシフトを採用したほか、プッシュ式のスタートスイッチを戦闘機の操縦桿に見立てたシフトノブに設置するなど、スポーティなー雰囲気のなかにも遊び心溢れる演出がなされた。
 
 走行面は、重量物のバッテリーを車両中央に搭載することで走行時の安定性が向上。THS-Rによる優れた走行性能ともにドライバーにクルマを操る楽しさを提供する。


GR HVスポーツ コンセプト主要諸元


全長:4395mm
全幅:1805mm
全高:1280mm
駆動方式:FR
乗車定員:2名

トヨタ伝統のエアロトップスタイルを採用
車体中央付近に搭載された駆動用バッテリー
トヨタTS050ハイブリッドを彷彿させるLEDヘッドライト


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