タイトルを決めたマルケス、ルーキーを称賛「ファビオはとても速かった」/MotoGP第15戦タイGP 決勝トップ3コメント

　MotoGP第15戦タイGPの決勝レースがチャン・インターナショナル・サーキットで行われ、MotoGPクラスで優勝を飾り、2019年シーズンのチャンピオンに輝いたマルク・マルケスと表彰台を獲得したファビオ・クアルタラロ、マーベリック・ビニャーレスが決勝レース後の会見に登場。それぞれレースを振り返った。

■マルク・マルケス／レプソル・ホンダ・チーム（決勝 優勝）

「タフなレースだったよ。木曜日の会見でも言ったように、戦略と気持ちはいつものレースと同じだった。昨日の予選後の会見でも言ったけど、優勝に向けて戦ったよ。最初の5周、6周でドヴィ（アンドレア・ドヴィツィオーゾ）に対して大きな差をつけることができた」

「けれど、ファビオ（・クアルタラロ）はものすごく速かった。特に序盤の10周で彼はすごくいい形で走れていて、とても速かった。僕はフロントタイヤに苦戦していたんだ。でも、終盤の10周で、もう一度、ファビオに追い付いた。後ろについていて、ラストラップでオーバーテイクを試みようとおもったんだ。そうでなければ、チャンスはないだろうと思った」

「ファビオはだんだん強くなっている。2020年シーズンには、チャンピオンシップを争ううえできっと手ごわいライバルになるだろう。でも、僕たちは今、戦ってチャンピオンを獲得できたんだ」

■ファビオ・クアルタラロ／ペトロナス・ヤマハSRT（決勝 2位）

「このレースはミサノのようだったけれど、（今回は）最後まで争うことができた。できる限りブレーキングをしたよ。少し、フラストレーションはある」

「でも、メインストレートの最後まで、8度のタイトルを獲得したチャンピオンと戦ったんだ。僕たちはルーキーイヤーで、チームの仕事にはとても満足している。これからも維持していくよ」

■マーベリック・ビニャーレス／モンスターエナジー・ヤマハMotoGP（決勝 3位）

「安定した走りができて、この結果には満足している。けれど、改善はしなければならない。特にリヤタイヤのグリップが、レース序盤によくなかったんだ。リヤのグリップに苦戦した。これを改善しないとね」

「僕たちは戦い続け、全力でバイクにトライしている。（次戦の）日本GPは、僕たちにとって相性のいいサーキットだ。より力を入れて取り組んでいこう」