なでしこジャパンがナイジェリアを撃破! セットプレーから田中美南が2得点

2022年10月6日(木)18時21分 サッカーキング

猶本光(右)のアシストから田中美南(左)が決勝点(写真は6月のセルビア戦) [写真]=Getty Images

写真を拡大

 日本女子代表(なでしこジャパン)が、6日に行われた国際親善試合でナイジェリア女子代表と対戦した。

 来年にオーストラリア、ニュージーランドで開催されるFIFA女子ワールドカップ2023に向けた貴重な強化の機会となる一戦。池田太監督は従来の主力メンバーをスタメンに起用しつつ、ベースフォーメーション3−4−3という新たな試みに取り組んだ。

 W杯出場が決まっているFIFAランク46位のナイジェリアを相手に、ライン間への縦パスとウイングバックの幅を使って前進を目指す日本。プレーの精度に欠いてなかなか敵陣ペナルティエリア内にまで入り込む場面を作ることはできないが、16分には宮澤ひなたが果敢にミドルシュートを放つ。相手の意表を突く一撃となったものの、相手GKの好セーブに阻まれて得点には至らない。さらに26分、ロングボールに抜け出した田中美南が相手GKとの一対一を迎えたが、シュートは防がれる。

 こう着状態が続くなか、前半終盤に日本はビルドアップのミスと相手の直接フリーキックでピンチを迎えるが、クロスバーにも救われて事なきを得る。前半はともに得点が生まれず、スコアレスで折り返す。

 日本は後半に入っても攻めあぐねる時間が続いていたが、65分にセットプレーで待望の先制ゴールを獲得する。敵陣中央でフリーキックを獲得し、キッカーの猶本光は柔らかい浮き球をゴール前に供給。抜け出した田中が胸トラップでボールを収め、ゴールに押し込んだ。

 さらに67分、スルーパスに抜け出した杉田妃和が倒されてPKを獲得する。田中がキッカーを務めると、冷静に相手GKの逆を突いてゴール右下に流し込んだ。2点のリードを獲得した日本は、68分にU−20日本代表のW杯準優勝に貢献した藤野あおばと浜野まいかを投入。ともにA代表デビューとなった。89分には藤野が思い切ってミドルシュートを狙ったが、惜しくも枠の上に外れた。

 試合はこのまま終了し、セットプレーの2得点で日本が2−0で勝利した。なでしこジャパンの次戦は9日に行われれ、「MS&ADカップ2022」でニュージーランド女子代表と対戦する

【スコア】
日本女子代表 2−0 ナイジェリア女子代表

【得点者】
1−0 65分 田中美南(日本)
2−0 68分 田中美南(日本)

【スターティングメンバー】
日本(3−4−3)
平尾知佳;高橋はな、三宅史織、熊谷紗希(HT 南萌華);清水梨紗(HT 清家貴子)、長野風花(HT 林穂之香)、猶本光(68分 藤野あおば)、北村菜々美;宮澤ひなた(79分 井上綾香)、田中美南(68分 浜野まいか)、杉田妃和

サッカーキング

「ナイジェリア」をもっと詳しく

「ナイジェリア」のニュース

「ナイジェリア」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ