中上、MotoGPタイはわずか0.074秒差でQ2進出逃す。決勝は「タイヤマネージメントがレースを左右する」

2018年10月7日(日)8時0分 AUTOSPORT web

 MotoGP第15戦タイGPで、中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)が14番グリッドを獲得。今年MotoGP初開催となるタイのチャーン・インターナショナル・サーキットで、決勝レースを5列目から迎える。


 MotoGP初開催となるチャーン・インターナショナル・サーキット。2月には3日間にわたり公式テストが行われており、中上はこのとき総合15番手でテストを終えている。


 迎えたタイGP、3回のフリー走行を終えて中上は総合17番手につけ、Q1から予選に挑んだ。ここで同じくQ1から予選を争うことになったライダーのなかには、マルク・マルケス(レプソル・ホンダ・チーム)がいた。マルケスはフリー走行3回目で転倒を喫しタイムを詰めることができず、ダイレクトにQ2進出することができなかったのだ。


「今日の予選は、Q1の中にマルクがいたので、ふたつのQ2進出枠のうちひとつは彼に事実上取られてしまった状態でした」と中上は語る。


 中上はQ1で1分30秒995のタイムをマークするも4番手に終わり、Q1突破はならず14番グリッドとなる。このタイムはQ1トップのマルケスから約0.9秒、2番手につけたアレックス・リンス(チーム・スズキ・エクスター)から0.074秒差という僅差だった。


「予想どおりの厳しい争いで、セッション終盤は全力で2番手ポジションを目指して頑張りましたが、0.1秒にも満たないごくわずかの差でQ2進出を逃してしまいました」


 しかしセッションごとに手ごたえは充分に感じている様子で、中上は決勝レースに向けてこう意気込みを見せる。


「Q2へ進めなかったのは残念ですが、集中して取り組んできたレース用のセットアップは、セッションごとにどんどんフィーリングが良くなってきています。明日のレースは長丁場で、肉体的にも厳しい戦いになりそうです。タイヤのマネージメントがレースを大きく左右することになると思いますが、楽しみながら全力で戦いたいと思います」


 連続ポイント獲得に向け、中上は5列目から上位進出をねらう。

MotoGP初開催のタイGPを、14番グリッドから迎える中上


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