MotoGPタイGP決勝:3メーカーのバトルが最終コーナーで決着。0.1秒差でマルケスがタイを制す

2018年10月7日(日)17時40分 AUTOSPORT web

 MotoGP第15戦タイGP、MotoGPクラスは、タイのチャン・インターナショナル・サーキットで決勝レースを行い、マルク・マルケス(ホンダ)が優勝した。


 MotoGPクラスの決勝レースは気温32度、路面温度49度のドライコンディションで争われた。


 ポールポジションからスタートしたマルケスのリードでレースは始まり、バレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)、アンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)がマルケスに続く。


 5周目に1コーナーを立ち上がったロングストレートで、ロッシがマルケスのスリップから抜け出し、トップに浮上。最終コーナーではドヴィツィオーゾがマルケスを交わして2番手に浮上する。


 ロッシは10周目までトップ争いをリードするが、11周目のストレートでドヴィツィオーゾがトップに立ち、続いてマルケスもロッシを交わして2番手に浮上。ロッシは3番手に後退する。これにカル・クラッチロー(ホンダ)、マーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)が続き、5人がトップ集団を形成する。


 中盤以降はドヴィツィオーゾがトップ争いをリード。16周目あたりからクラッチローとビニャーレスが遅れ、トップ争いはドヴィツィオーゾ、マルケス、ロッシの3人のバトルとなるが、一度は遅れたビニャーレスが、クラッチローを交わして4番手に浮上すると、トップを争う3人に迫り、終盤の20周目にはロッシを交わして3番手に浮上する。


 終盤はドヴィツィオーゾ、マルケスが接戦を展開。23周目の3コーナーでマルケスはドヴィツィオーゾを交わしてトップに浮上するが、ラインに乗れず、ドヴィツィオーゾが逆転。続く24周目には8コーナーで勝負をかけたマルケスが前に出るが、ドヴィツィオーゾもすぐにトップを奪還。ふたりがバトルを繰り広げる間に、ビニャーレスがさらに接近する。


 25周目の8コーナーでマルケスが再びトップに立つが、最終コーナー進入ではドヴィツィオーゾがトップに。最終ラップまでもつれたトップ争いは、最終コーナーで決着。最終コーナーでドヴィツィオーゾがマルケスのインを突くが、ラインに乗れず、インから立ち上がったマルケスが、僅差でゴールラインを通過。前戦アラゴンGPに続いて、今シーズン7勝目を記録した。ドヴィツィオーゾが僅差の2位、ビニャーレスが3位で続いた。


 マルケスの勝利でドヴィツィオーゾとのポイント差は77ポイントに拡大。残り4戦、次戦の日本GPでマルケスのタイトル確定の可能性が高まった。


 ビニャーレスはドイツGP以来となる表彰台を獲得。ロッシも4位で続き、ヤマハ勢に復調の兆しが見えた。


 インディペンデントチームトップの5位にヨハン・ザルコ(ヤマハ)が入賞。6位にアレックス・リンス(スズキ)が続き、クラッチローは7位でゴール。8位にアルバロ・バウティスタ(ドゥカティ)、9位にダニロ・ペトルッチ(ドゥカティ)、10位にジャック・ミラー(ドゥカティ)の順で続いた。


 アンドレア・イアンノーネ(スズキ)が11位、ハフィス・シャーリン(ヤマハ)が12位、アレイシ・エスパルガロ(アプリリア)が13位、フランコ・モルビデリ(ホンダ)が14位、ブラッドリー・スミス(KTM)が15位に入賞。


 16位にスコット・レディング(アプリリア)、17位にカレル・アブラハム(ドゥカティ)、18位にチャビエル・シメオン(ドゥカティ)、19位にジョルディ・トーレス(ドゥカティ)、20位にトーマス・ルティ(ホンダ)、21位にポル・エスパルガロ(KTM)の順で続き、中上貴晶(ホンダ)は3周目の最終コーナーで転倒、再スタートして22位でチェッカーを受けた。


 ダニ・ペドロサ(ホンダ)は5番手まで浮上した19周目の5コーナーで転倒、リタイアに終わった。


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