TEAM ZEROONE、Aドライバーについての不祥事を謝罪。スーパー耐久第6戦岡山は2台とも参加辞退

2023年10月7日(土)1時22分 AUTOSPORT web

 10月6日、スーパー耐久シリーズに参戦するTEAM ZEROONEは、チームのSNS(@01__official)で、9月28日に掲載したAドライバー交代に関する続報として、チームが契約していた山口智英氏から事実関係の確認を行ったこと、またチームを運営する株式会社ゼロワンとしての今後の対応を報告した。


 TEAM ZEROONEでは、第4戦オートポリスからST-3クラスの25号車のAドライバーとして山口氏を起用していたが、9月22日、山口氏が酒気帯び運転で逮捕されたとの報を受け、9月28日付けでAドライバー交代に向けた報告を行っていた。


 10月4日、山口氏が株式会社ゼロワンに来社し事実を確認、9月28日の第一報に続き、事実関係とゼロワンとしての今後の対応について報告がされた。ゼロワンが山口氏から確認した事実は下記のとおり。


・9月22日、山口氏は会食後、飲酒運転の疑いで警察より呼気検査を要求された。しかし、検査での呼気が弱く「検査拒否」と判断され逮捕された。
・逮捕後、所轄署での検査で基準値を超えるアルコールが検出され酒気帯び運転と判断された。
・正式な処分については、現在警察からの連絡を待っている状況。
・自らの行為は決して許されるものではなく、関係する多くの方々に多大なご迷惑をおかけしたことについて猛省している。


 ゼロワンでは、レース運営を行う会社として、またモータースポーツを通じた人財育成プログラムを担う立場として、以前よりコンプライアンスの遵守についてチーム関係者に徹底を図ってきたが、「契約ドライバーによりこのような事案が発生したことを大変申し訳なく思っております」とした。今後、ゼロワンではこの件の発生を極めて重大な事案として厳粛に受け止め、以下の対応を行うと発表した。以下はゼロワンから発表された内容だ。


(1)山口智英氏とのドライバー契約を10月4日付で解除いたしました。将来においても山口氏と契約を締結することはありません。
(2)本件の発生を厳粛に受け止め、ST-3クラス、ST-Zクラスにて参加を予定しておりました、10月21〜22日に開催される『スーパー耐久レース第6戦岡山戦』についてTEAM ZEROONEとしての参加を辞退致します。
(3)レース部門を統括する弊社代表取締役副社長及びTEAM ZEROONE監替の河野初樹は、弊社代表取締役を辞し、代表権のない取締役となるとともに、チーム監督の職を辞任いたします。
(4)不祥事の再発防止を最優先課題として、外部の専門家とともに再発防止策の策定及びチームメンバーへの教育の徹底を行います。


 ゼロワンは「再発防止策の策定・実行を最優先とし、飲酒運転撲滅、安全運転・法令順守を徹底し、言頼回復を目指す所存です」とした。


 その上で、「レースに参加するすべてのチームの方々、また、弊社をご支援いただいている多くのパートナー企業の皆様、そして多くのモータースポーツファンの皆様に多大なるご迷惑をおかけしたことを深くお詫び申し上げます」と綴った。


 またチームのレースクイーンユニット『raffinee Lady』もSNS(@raffineelady)で、「TEAM ZEROONEより報告と罪を受け、チームに対し、本件を真剣に受け止め、同様の事案が再び発生しないよう適切な措置を講じることを求めております。TEAM ZEROONEがスーパー耐久レース第6戦への参加を辞退したことに伴い、同レースへのラフィーネレディの参加もございません」とした。

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