MF長谷部、コンディションに手応えもPK献上を反省…「勝ち点2を奪い返さないと」

2019年10月7日(月)14時34分 サッカーキング

フランクフルトに所属する長谷部 [写真]=Getty Images

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 ブンデスリーガ第7節が6日に行われ、フランクフルトとブレーメンが対戦した。

 試合は27分、デイヴィ・クラーセンのゴールでブレーメンが先制。後半に入ると、55分にはセバスティアン・ローデが同点弾をマークし、試合は振り出しに。その後、88分にアンドレ・シルヴァが勝ち越し点を奪いフランクフルトが逆転に成功した。しかし、後半アディショナルタイム、長谷部誠がエリア内でファールを犯し、PKを献上してしまう。これをミロト・ラシカが決めると、試合は2−2でタイムアップ。両チーム譲らず勝ち点1を分け合った。

 試合後、メディアの取材に応じた長谷部は、「自分の責任を感じている」とコメント。自らが与えたPKのシーンについて「90分通じて主導権を握っていたし、良いゲームができていた。最後にうちが勝ち越して、『これで勝てる!』となったときに自分がPKを与えてしまった。自分の責任というのは非常に感じています。勝ち点2は自分で失ったと思います」と反省の弁を述べた。

 チームにとっても長谷部にとっても、痛恨の勝ち点1止まりに終わった。だが、ポジティブな面もある。懸念されきたコンディショニングだ。長谷部は9月27日に行われたブンデスリーガ第6節ウニオン・ベルリン戦の終了間際、味方GKケヴィン・トラップとの接触で頭部を強打していた。その後、クラブは「医師による診察の結果、失神の際に脳震盪を起こしていた。念のため、1週間の安静が必要」と発表し、ヨーロッパリーグ(EL)でのヴィトーリア・ギマランイス戦とブンデスリーガ第7節ブレーメン戦は欠場する見通しを伝えていた。

 それでも、ギマランイス戦を欠場し、「ボディコンタクトがない練習」で調整していたという長谷部は順調な回復を見せ、ゲームキャプテンとしてブレーメン戦にフル出場。定位置のリベロでチームを統率した。

 コンディションについて問われると、「復帰までは1週間かけてやってきたので、全く問題なかった。今日は『やれるな』っていう感覚はあったし、だからこそ勝ちたかったし……。ケガに関しては全然問題ないですね」と、自身のプレーに手応えがあったことも明かした。

 次節、フランクフルトはインターナショナルマッチウィーク後の18日にホームでレヴァークーゼンと対戦する。今節では首位のバイエルンが初黒星を喫するなど、上位は混戦模様となっている。7節を消化し、フランクフルトと首位ボルシアMGの勝ち点差は5。次戦での勝利、そして上位進出へ、長谷部は「今日は勝ち点2を失ってしまった。でも、上も勝ち点が詰まっているので、勝っていれば上位に食い込むことができた。だから、この勝ち点2を再開後に奪い返さないといけない。今日の自分のミスを取り返すつもりでやっていきます」と意気込みを語った。

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