原巨人 新生コーチ陣の目玉 大久保コーチに期待される「居酒屋外交」とは

2022年10月8日(土)11時39分 ココカラネクスト

(C)Getty Images

 V奪回に臨む巨人・原政権を支えるコーチ陣の顔ブレが明らかになってきた。今季は作戦兼ディフェンスチーフコーチを務めた
阿部慎之助氏(43)がヘッドコーチに昇格、またファーム総監督を務めた川相昌弘氏(58)が1軍総合コーチに、打撃部門には大久保博元氏(55)、今季外野守備走塁コーチを務めた亀井コーチも打撃部門に転身、投手部門に阿波野秀幸氏(58)と久保康生氏(64)を招へいする方向で動いているという。

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 今季はリーグワーストとなったチーム打率、防御率、急増した失策数、高齢化が進むレギュラー陣と課題山積みのチームをどのように前に進めていくのか、期待がかけられている。

 そんな新しい顔ぶれのコーチ陣で異色な存在として注目を集めるのは大久保コーチだ。現役時代は「デーブ」の愛称で親しまれ、西武で打撃コーチを務めた08年はいち早くアーリーワークを取り入れ、チームの日本一に貢献。楽天でも監督を経験と幅広い視野を持つことでチームへの新しい風が期待されている。

 また大久保氏といえば都内で長く飲食店を営むなど、「とにかく球界でも屈指のコミュニケーション能力の高さで知られる。そういった力はチームの活性化に繋がるのではないか」(放送関係者)

 居酒屋店主として培った「聞く力」が、今季は5年ぶりのBクラスに沈んだチームで選手個々が抱える課題や問題点などを洗い出してくれると、注目されているのだ。

 チームを見渡せば、若き主砲として活躍が期待されながら今季は不振が長く続いた岡本和、故障離脱が多かったキャプテン・坂本、正捕手候補と期待されながら評価が辛めの大城など、大久保氏の対話力で浮上が期待される選手も多い。

 大久保氏の加入でV奪回を目指すチームにどのような「化学反応」が起きるのか、ひそかな注目点となりそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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