スリーボンドレーシング、F3での活動にいったん区切り。若手育成への支援は継続

2019年10月9日(水)17時36分 AUTOSPORT web

 株式会社スリーボンドは、10月8日付けでプレスリリースを発行し、1999年から活動してきた全日本F3選手権での活動に「いったん区切り」をつけることを発表した。ただし、若手ドライバー育成を目的とした新シリーズへの協賛は継続する。また、今後のスリーボンドのモータースポーツ活動については、詳細が決まり次第発表される。


 スリーボンドレーシングは、1999年に谷川達也を擁し全日本F3選手権に参戦を開始。2000年からはニッサンSR20DEをベースに東名エンジンと梅田チューニングの協力のもと、スリーボンド・ニッサンエンジンで全日本F3に参戦してきた。その間、土屋武士や井出有治、柳田真孝、横溝直輝、関口雄飛、安田裕信といったドライバーがステアリングを握ってきた。


 2012年からは本場ヨーロッパへの挑戦を開始し、イギリスのTスポーツとコラボレーション。ヨーロッパではレギュレーションもありなかなか結果が残らなかったが、Tスポーツとともに参戦したマカオGPで活躍。ニック・キャシディや山下健太が駆り、表彰台を争っていた。


 2017年からはふたたび国内に活動の舞台を移し、道上龍率いるDrago CORSEとのコラボし、アレックス・パロウを擁し全日本F3に復帰。その後も2018年には笹原右京、2019年には大津弘樹と三浦愛を起用し、トップチームとして戦ってきた。


 そんなスリーボンドレーシングが活動してきた全日本F3選手権は2019年限りでヨーロッパを中心としたジュニアフォーミュラ再編の流れのなかで『全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権(SFL)』に生まれ変わることになっているが、スリーボンドレーシングでは、全日本F3選手権における活動に対し、いったん区切りをつける結論に至ったとしている。SFLはシャシーこそダラーラ320のワンメイクだが、エンジンに関してはマルチメイクが保たれており、スリーボンド東名TB14F3エンジンも参加は可能だった。


 スリーボンドとしてはこれまでどおり若手ドライバー育成を目的とした新シリーズへ協賛は継続し、若手ドライバー育成とシリーズの普及を支援していくとしているが、スリーボンドのモータースポーツ活動については、詳細が決まり次第発表されるとしている。


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